電験三種をいざ受験しようと決めたら。
まず最初に悩むのは、「どの参考書を使おうか」ということではないでしょうか?
たくさんの種類があり、一体どれを選ぶのが正解なのか判断に迷う人も多いかと思います。
そこで、今回はやさしく学ぶシリーズの電験参考書を実際に使っていた僕がレビューしていき忌憚のない意見を述べていこうと思います。
電験三種の初心者の人には特に参考になる内容だと思うのでよろしくお願いします。
やさしく学ぶ電験三種理論のコスパは?
価格的には他の参考書と同じくらいなので、気にしなくてOK。
個人的には参考書はこれをメインに使っていても合格は可能だと思うので、コスパも良しとします。
僕は機械以外の科目を全てこのやさしく学ぶシリーズで固めて他の参考書に浮気することもなく合格できました(^^)
やさしく学ぶ電験三種理論のメリットは?
「ちょうどいい分量で、合格に必要な知識をコンパクトに学べる」というのが良かった。
例えば、他の電験三種のテキストで有名な「完全マスター」は内容が詳しく(詳しすぎる?)、分量もかなり多めなので途中で挫折する人も多いです。
かといって内容がスカスカの参考書を選ぶと理解ができず何も分からないのでこれもまた挫折の原因になるでしょう。
そういう意味ではやさしく学ぶのシリーズはちょうどいい量で勉強しやすかったのを覚えています。
イラストも多い
電験三種は電気の世界をイメージして理解することが大切。
文字ばかりだと呪文のように見えてサッパリ分かりません。
ということは参考書を選ぶ時に重要視するべきなのはイラストが充実しているかどうかということでしょう。
その点、やさしく学ぶシリーズはイラストも多く掲載されていて、難解な電気の世界を理解しやすくしてくれます。
途中式もまあ分かりやすい
理論科目は計算が命。
途中式をはしょりまくっているような参考書は絶対に使ってはいけません。(分かるなら良いけど)
その点、このやさしく学ぶシリーズはそこそこ丁寧に途中式を書いてくれているので、普通に順々に読むだけで「ああ、なるほどね」と分かることも多かったのでそこが良かったですね。
やさしく学ぶのデメリットは?
どちらかというと他の参考書と比べて、「簡素」とか「これだけで良いの?」とか感じる人もいるかもしれません。
「完全マスター」みたいに重箱の隅をつつくようなものも含めて網羅してやるぜって感じの参考書ではなく、「重要そうなところやよく出る部分をコンパクトにまとめたぜ!」感じの内容なので、不安に思う人もいるかも。
これの対処法としては、不足しそうな知識をネットで調べて補完するとか、苦手部分だけは完全マスターなどの他の参考書をセカンドオピニオンとして使うなどの方法が良いしょう。
どんな人向きか
やさしく学ぶの理論の参考書は、ある程度電気の勉強をしたことがある人におすすめです。
電工2種や1種の勉強をしたことがある人とか良いですね。
逆に完全にゼロから勉強するのなら、ちょっとざっくりしすぎていて難しいと思うので、やはりまずは電工の勉強から始めることを推奨します。
これくらい段階を踏んでやさしく学ぶを勉強し始めると、割と理解はしやすかったです。
まとめ
まとめると、やさしく学ぶシリーズの理論は、
- コンパクトで簡潔だけどツボは押さえた構成
- イラストは多いので分かりやすい
- ある程度電気の知識の下地がある人ならなお良し
ということです。
最後に、参考書は1~2周読むくらいではおそらく理解できません。これはどの参考書を選んでもそう。(理系の電気科だった人とかはまた別ですが)
なので、何周も繰り返し読み込むことで、ペンキを何層も塗るように知識を重ねていってください。
そんである時、点と点が繋がって線になるときが来ると思うので、その時まで辛抱強く頑張ってください。
そこまで到達できたらあとはもう合格まで突っ走るだけです。
僕もリアルに10回以上は余裕で読んだと思います。
読めば読むほど読むスピードは上がっていくので、修行だと思って頑張ってみてください(^^)
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