【書評】「0円で生きる」感想【鶴見済】

(記事内に広告が含まれます)

書評

この記事では鶴見済さんの「0円で生きる」という本のレビューをしています。

衝撃的なタイトルですが、読み応えのある知恵の詰まった良い本でした。

「いかにお金を使わないか」ということに特化して色々な方法を教えてくれています。

固定費を下げて生活コストを低くすることは、豊かな生活に繋がります。

この本を読んでお得な情報に敏感になりましょう。

↓こちらの本です!↓

本の概要を紹介【お金を使わない生活を目指す】

タイトル:0円で生きる

著者: 鶴見済

この本はお金を使って日々の生活を送っているこの資本主義社会で「如何にお金を使わないで暮らしていくか」を提唱している本です。

モノをシェアしたり物々交換をしたり要らないモノを貰ったりとお金を使わないことに価値を見出して日々の生活を送る意義を説いてくれています。

「ゴミを拾う」という項目があって著者が実際にゴミ拾いをした際のレポが書かれていますが「ここまでするか・・・」とびっくりしました(笑)

お金を使わない生活というのはエコであり節約にもなり良い心掛けだと思います。

本文の中からおすすめの伝えたい内容を抜粋

くるくる広場と言う不用品を放出する店がある

色々な人にとっての居場所になったり社会復帰の足がかりになったりもする

ドイツにはギブボックスというご自由にお持ち帰り下さいと言うコーナーがある

自分が何かをもらうためには、あげたりもらったりの循環を世の中に作って自分からもあげたりすることが大事

日本のクラウドファンディングはレディーフォーやキャンプファイヤーやモーションギャラリーなどのサイトが有名

人間の経済の基本的な形は互酬、再分配、市場交換

あげるという行為もいつか自分に返ってくる

お金に貧しい人がお金に裕福な人に寄付をする必要はない。

それでは帰って貧富の格差が広がってしまう

日本が捨てている食べ物の量は世界でもトップクラス。

1年に捨てられる2800万トンのうちまだ食べられるものは620万トンもある

国連食糧農業機関は世界で最悪の食料廃棄地域は日中韓を含めた産業化されたアジア地域だと言う

日本には1/3ルールと呼ばれる食品流通上の独自の商習慣がある

製造日から賞味期限までの期間を3分割して考え、製造されてから小売店に搬入されるまでの期限を最初の1/3の機関とし販売できる期限は2/3までとしてそれを過ぎたものは捨てるという暗黙のルール

書籍が書店から返品される率は37%雑誌は41%

5冊に2冊以上が読まずに捨てられていることになる

フランスでは2016年食品廃棄禁止法が成立、大型の食料小売店にまだ食べられる食品の廃棄を禁止し慈善団体への寄付を義務づけるという画期的なもの

現在世界で捨てている食べ物は全ての食料生産の1/3にもなる。

先進国では更にその割合は高く食料生産の半分を占めるとまで言われている

日本では公道での屋台は許可制になっていて許可を取るのはなかなか難しい

フリーマーケットや移動販売で不用品を売ってみる

図書館に行ってみて本や雑誌を読んだり休憩したり音楽を聴いたりする

近所の公園に行ってくつろいだり遠くの大きな公園に行ってみたりして楽しむ。

大学のキャンパスを訪れて学食や図書館やベンチなど利用して癒される

公民館を集まりや繋がりに利用する

公営のプールや体育館などのスポーツ施設も利用したい。

自治体のスポーツジムや テニスコート野球場、武道場なども貸してもらえる。

人のいないプールはおすすめ

市民農園を借りてみる

富の再分配は太古の昔からの政治の役割でとても大切なこと

2015年ついに世界の1%の富裕層の持つ富が残り99%が持つ富よりも大きくなってしまった

自分で育てて栽培するのにおすすめの作物

ネギ、シソ、ニラ、トウガラシ、ミツバ、サンショウ、ミョウガ、ニンニク

お金を使うことは人間関係の省略でもある。

人間関係が増えるのが一概に良いことだとは言えない。

助け合いだ贈与だと言っても自分にとって不公平なことが続くとだんだん嫌になってくる。

人付き合いが大変になってしまう人に気を使いすぎる人は無理をしてまでそれをやる必要はない。

自分が生きやすくなることを何よりも優先するべき。

人付き合いの付き合いの頻度や距離まで自分で決められるゆるい関係を持つ。

ある種の居場所を作る

まとめ【お金を使わずに生活することの難しさと重要性】

0円で生きるという目的のために世の中には様々な方法があるんだなと感心しました。

ある時はゴミを拾ったり、ある時は自給自足をして食物を育てたり、またある時は不用品の交換をしたりしてお金を使わないで節約する方法がたくさんあることを知りました。

日々の生活で使うお金を極限まで減らして0円に近づけることによって、少ない収入でも余裕を持って生活することができます。

モノが溢れている現代、まだ使えるのに捨てられるものもたくさんあります。

そういったものを必要な人にあげたり、逆にもらったりして効率の良い、エコな生活を送っていきたいです。

お金だけではなくていざという時に助け合えるような人間関係を構築しておくことも大切だと感じました。

お金が無くても人生を楽しめるように工夫して意識して毎日を生きていきたいです。

【書評】「誰にでもすぐにできる100円ちゃりんちゃりん投資」感想【石川貴康】

【書評】「知っているようで知らない、お金の貯め方増やし方」感想【小宮一慶】

【書評】「マイナス金利にも負けない究極の分散投資術」感想【朝倉智也】

【書評】「働く君に伝えたいお金の教養」感想【出口治明】

▼こちらの本もおすすめ▼

コメント