行政書士は言うまでもなく合格率数%の難関資格ですが、持っているからと言って就活で無双できるかというと疑問が残ります。
これは実際に行政書士の資格を取って、履歴書の資格欄にバッチリ書いて、何社か受けてみた僕の体験から言えることです。
この記事では行政書士持ちの就活について考察していきます。
結論、ぼくは行政書士を履歴書に書かない時もあります。
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行政書士が就活に有利と言われる根拠
行政書士を持っていると就活で有利になるという意見もあり、例えば以下のようなことが言われています。
- 難関資格に合格できる→努力できる人間
- 最低限の法的知識や思考がある
- 事務処理能力が高い証明になる
確かにこう考えると行政書士を持っている人というのは特に事務系の仕事では重宝されそうですね。
しかし現実はそこまで重宝されないというのがぼくの実感です。
「行政書士持ってます!!」
「ほーん、で?」
とまではいきませんが、あまり採用に直結するような資格ではありません。
(リップ・サービス?で「すごいね」なんて褒められたりはしますが・・・)
行政書士が就活では不利になる理由
①独立志向がバレバレ
行政書士というのは究極独立のための資格です。
行政書士を取るということは独立したい、組織で働きたくない、雇用されたくないという気質の人であるとバレるようなものではないでしょうか。
「行政書士取ってるのに、なんで就職なの?独立しないの?」
面接でこんな風に言われることも多いと聞きます。
企業が欲しいのは従順で長く働いてくれる社畜なのです。。。
②法律に詳しくてめんどくさそう
行政書士は法律の資格なので、合格者は一定の法律への理解があると見られます。
そして、
法律に詳しいというのはメリットでもあり、デメリットでもあります。
雇用する側からしたら、
「ゴチャゴチャ理屈をこねて言ってきそうで面倒だな・・・」
と敬遠する理由になるかもしれません。
③勉強ばかりで他の経験に乏しいかもしれない
行政書士に受かるくらい勉強するなら、一般人は他のことを犠牲にしなければ厳しいです。
つまり「この人は勉強ばかりしてきてあまり他の経験をしていないのではないか」と疑われる可能性もあります。
勉強だけしてきた人より、
何事もほどほどに勉強して、ほどほどに遊んで、たくさんの経験をしている人の方が民間企業では望まれる傾向にあるように思います。
また勉強ばかりの人は頭でっかちなイメージが先行してあまり良い印象を持たれないかもしれません。
行政書士を持っている人が就活で注意すること
まずはぼくみたいに資格を隠すという選択肢を覚えておくことです。
持っていない資格を持っているように見せるのは詐称でありNGですが、持っている資格を履歴書に記載しないのはOKですから。
受ける企業によってここでは行政書士をアピールした方が良い、ここでは隠したほうが良いと使い分けると良いでしょう。
例えば士業系の事務所を受けるのなら積極的にアピールしても良いかもしれません。
また、社内で許認可の手続きをしている部署を受験するなら隠さずアピールした方が良さそうですよね。
ドヤ顔しない
難関資格を持っているからといって調子に乗って周りを見下すような態度だと嫌われるのは当たり前ですよね。
行政書士に合格したことは間違いなくすごいことですが面接などではあくまでも謙虚に。
いっそ開業する
行政書士を勉強して合格した時点で、あまり雇われに魅力を感じていない人なのかもしれません。
ならばいっそのこと思い切って開業するのも一つの手です。
サラリーマンに向いている人、自営に向いている人など人によって能力を発揮できる環境は違うので、試しにやってみるのも良いでしょう。
特に行政書士は在庫も持たず、ランニングコストも安いので失敗したら借金まみれなんてことはほぼ無いでしょう。
他の起業に比べて比較的リスクは低いので積極的にやってみるのもアリですよね。
普通に転職サイトで就活する
「まだ開業する気はないからサラリーマンになる」という人は転職サイト経由で応募するのがおすすめ。
なぜならハローワークの求人はどっちかというと頭が硬いというか、行政書士を持っていることをマイナスに捉える会社が多かったように思うからです。
リクナビNEXT やdoda 、マイナビエージェント などを活用して比較的新しい勢いのある会社を選んで受けてみることをおすすめします。
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