【需要・将来性アリ】管理業務主任者のメリットは?

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管理業務主任者

この記事では管理業務主任者という資格の需要や将来性について解説しています。

「これから管理業務主任者を取得してもメリットがあるのかどうか?」ということが気になっている人には役に立つ記事だと思うので、良ければ最後まで読んでみてください。

宅建に比べて地味でマイナーな管理業務主任者の資格ですが、意外と需要はあると思います。

管理業務主任者とは?どんな仕事内容?

管理業務主任者とはマンションの管理業者が管理組合に対して、管理委託契約に関する重要事項の説明などをする時に必須の資格です。

管理業務主任者は法律で専任が義務付けられていて、マンション管理業者は30管理組合に一人の割合で管理業務主任者を専任していないといけません。

管理業務主任者の仕事内容は、

  • 重要事項の説明
  • 管理委託契約書への記名押印
  • 管理事務の報告

などの仕事をしています。

これらの仕事は「独占業務」と呼ばれ、管理業務主任者にしかできません。

管理業務主任者の需要はこれからどうなる?

管理業務主任者はマンションの管理組合を支援することを専門とする資格で、マンションの需要が高まればそれに付随して管理業務主任者の需要も増えていくと考えられます。

ではマンションの需要はこれからどうなるのかというと、緩やかに伸びていくのではないかというのが僕の予想です。

理由は、

  • 進学・就職でマンションに引っ越す
  • 独身の単身世帯の増加
  • 高齢者の単身世帯の増加
  • 首都圏・地方都市の都市部への人口の集約

確かに日本は人口減少社会で、空き家問題などが話題になっています。

ただし上記のような理由で都市部でのマンション需要はそれほど急激に無くなることはないのではないでしょうか。

むしろ首都圏(東京)の家賃はまだまだ安くなっている感じはしません。

少し前までは東京は転入超過で人は増え続け、タワマンが乱立し、タワマンじゃなくても新築マンションもバンバン建てられていました。

地方でも利便良く老後の生活を送るために都市部のマンションを購入する人も増えていると聞きます。

コンパクトシティとして県庁所在地や駅前に集約的に住むような取り組みもあります。

毎年新築マンションが何万戸も建てられているので、その分だけ管理会社が必要になり、管理業務主任者の需要も高まるのです。

ましてや管理業務主任者は法律で専任が義務付けられているので、雇用しないわけにもいきません。

合格率も20%台とそこそこ難しい資格なので、有資格者を新しく雇いたいという需要は無くならないでしょう。

長くなりましたが、つまり需要は伸びていくし無くなることは考えにくいということです。

管理業務主任者を取得するメリットは?本当に役に立つの?

ここでは主に3つのメリットを挙げてみます。

①就職・転職に役に立つ

やはり多くの人が気になるのは就職・転職に役立つかどうか?ですよね。

実際に転職、求人情報ならリクルートの転職サイト
【リクナビNEXT】
などの転職サイトで「管理業務主任者」で検索してみるとわかりますが、求人が2000件以上ヒットしました。

やはり不動産業界での需要は高いようです。

管理業務主任者を活かすなら不動産の売買ではなく、管理組合の運営サポート的な仕事内容になると思うので、そっち方面に興味がある人はぜひ検討をしてみてはいかがでしょうか?

国家資格で、管理業務主任者を持っている人じゃないと出来ない業務もあるので、転職にも役立つことは間違いないです。

未経験からでも資格を取得したことをアピールすると面接での強みになるでしょう。

②資格手当がつく

不動産管理会社に入社して管理業務主任者の資格を取ると、資格手当が付くところもあります。

手当の額は会社によりけりですが、1~3万くらいが多いのかなと思います。

仮に3万だとすると1年で36万円にもなりますから、大きな金額です。

また、取得に要した受験料や参考書代を会社が負担してくれるところもあるので、今勤めている会社でそういう制度がないか調べてみるのもオススメです。

③不動産系の専門知識があるように見られる

管理業務主任者は国家資格で合格20%ほどの難しい資格です。

取得して名刺にでも載せておくと、相手からは「不動産のプロ、専門家」として映るかもしれません。

何も資格を持っていないのに比べてハッタリは効くと思うので、取得した際にはぜひ名刺に載せておきましょう(笑)

管理業務主任者は老後に使える?

老後は・・・微妙なところですね。

老後ならどちらかと言うと「マンション管理士」の方が良いかなと。

マンション管理士なら「マンション常駐管理員」とかの仕事にも使えるでしょうし、職歴によってはアドバイザー的な仕事もあるはず。

逆に管理業務主任者は雇われてナンボの資格ですから老後に使うと言っても再雇用のサラリーマン的な使い方になるでしょう。

ということで、老後を見すえるのならマンション管理士の方をおすすめします。

まとめ

いかがでしょうか?

管理業務主任者は将来性もあり、需要も安定している資格だというのが結論です。

不動産業界で働くことを希望するのなら、宅建と合わせて取得しておきたい資格の一つです。

これから未経験から不動産業界に行きたいという人も、この資格を取ることによって、書類選考の通過率は格段に上がるでしょうし、面接で話すネタにもなるので、早めに取得することをおすすめします。

ちなみに通信講座で管理業務主任者を勉強したいと言う方には資格試験の通信教育・通信講座ならフォーサイト が高い合格率で人気です。

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