こんにちは、伊坂幸太郎の小説が大好きなヒロです!
伊坂幸太郎さんと言えば、言わずとしれた大人気作家であり、数々の作品が映画化やマンガ化などもされているお方。
名前は聞いたことがあったり、これから作品を読んでみたいという方も多いことでしょう。
そのような方が気になることとして、
「たくさんの作品があるけど、一体どれがおすすめなの?最高傑作とかあるの?どれから読めば良いのか分からないよ!」
という疑問があるかと思います。
そこでこの記事では、伊坂幸太郎さんの小説をほとんど(9割以上)読破した僕が、マジでおすすめな最高傑作をご紹介します!
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伊坂幸太郎の最高傑作①砂漠
他の書評系サイトでも圧倒的に高評価の声が目立つ「砂漠」。
2005年の作品で、伊坂幸太郎では珍しい「バリバリの青春小説」です。
他の作品とは若干テイストが違うのですが、そんなことは関係なしに純粋に面白すぎる作品で、僕も見事にハマりました(笑)
大学生の男女5人が織りなす爽快感溢れるストーリーと胸を打つ数多くのセリフに大満足!
誰しもが抱える忘れていた「あの頃」の気持ちを取り戻してみませんか?
伊坂幸太郎の最高傑作②マリアビートル
僕が伊坂幸太郎作品の中で最も「疾走感」を感じる作品がこちら。
新幹線の中で殺し屋同士が戦うという、なんともスリリングでスピード感のある作品です。
この作品の魅力は何と言ってもその登場人物たち。
みんな本当に個性豊かで、
- 気弱で運が悪すぎる殺し屋
- 悪意の塊のような中学生
- コンビの殺し屋
- アル中の殺し屋
などなど非常に魅力的でした。
新幹線の中という密室で次々と展開されるハラハラ群像劇に夢中になって読んだのを覚えています。
終点に向けて猛スピードで進んでいく疾走感が感じられ、全くストレスなく最後まで読み進めることができ、最高傑作と呼ぶに相応しい作品だと思いました!
伊坂幸太郎の最高傑作③ガソリン生活
ここまで紹介してきた2つの作品は割と有名で他の方も記事に書いていますので、3つ目はちょっと違う作品を紹介しようと思って、選んだのがこちらの「ガソリン生活」です。
主人公の車(車種はデミオ)を擬人化し、車視点での物語も同時進行していくという、少しシュールな面白い作品です。(人間と車は会話できません。)
近所の車同士が井戸端会議のように会話をして情報交換をする場面などもあり、車同士の会話ってこんな感じなのかなと思わずニヤニヤしてしまいます。
ストーリー的には主人公(人間)家族がとある事件に巻きこれて、それを車の視点から考察していきます。
しかし車なので真相に近づいても人間に話しかけて伝えることができません。
こういったもどかしいところもあり、ハラハラしながらも非常に読み応えもある作品でした。
それぞれ車種によって性格も違っていて、車ならではの会話などもあり楽しめました。
- 軽妙な会話劇
- 読後感の良いラスト
- ほっこり優しい世界
ガソリン生活にはこんな魅力が詰まっています。
「うちの車は今何を考えているのかな?すれ違う他の車とどんな会話をしているのかな?」
と、自分の車を大事に乗ろうと思うようになる小説。
ぜひ一度手に取ってみてください!
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