橋下徹の「異端のすすめ」読んだから最速で感想を書いた

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書評

この記事では年間50~60冊のビジネス書を読む僕が、橋下徹の「異端のすすめ」を読んだ感想を書いていきます。

  • 「異端のすすめ」とはこんな本である
  • 「異端のすすめ」を7つのポイントから要約
  • 「異端のすすめ」はこんな人に読んで欲しい

この記事を読むことで以上の事が簡潔に分かります。

それでは行ってみましょう!

▼この本のレビューです▼

著者の橋下徹とはどんな人?超簡潔に解説

1969年、東京都生まれ。2020年で51歳

早稲田大学政治経済学部卒業。

25歳で司法試験に合格、1年間イソ弁として活動した後に独立して橋下綜合法律事務所を開設。

「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演し「茶髪の風雲児」の名で人気を獲得。

2008年、38歳の若さで大阪府知事に。

2011年には大阪市長となる。

実現不可能と言われた大阪都構想の住民投票を実施、2015年に任期満了により退任する。

現在は講演・執筆活動・TV出演など多方面で活躍している。

「異端のすすめ」はざっくり言うとこんな本!

「異端のすすめ」は弁護士・タレント・府知事・市長・国政政党代表の5つの顔を持つ橋下徹が、これからの時代を生きる20代30代の若手に向けて「後悔しない生き方・納得できる人生」を獲得するためのアドバイスを送っている本です。

ちなみに表紙には、

  • 強みを武器にする生き方
  • ゆずらない、媚びない、我慢しない
  • 他人に振り回されず思い通りの人生を生きる50の教え

などの言葉が並んでいます。

内容は、ぶっちゃけビジネス書をよく読む人ならどこかで聞いたことあるような事が多いです。

しかしながら橋下徹さんの弁護士・タレント・府知事・市長・国政政党代表の経験を随所に落とし込みながら分かりやすく説明してくれるので、説得力があります。

僕は橋下徹さんのことはテレビで見掛ける程度であまり詳しくなかったので、

  • 新米弁護士時代にどのように頭角を現していったのか(スピード重視の戦略)
  • テレビに出演するきっかけになったチャンスの掴み方(きっかけは小さなラジオ)
  • 府知事・市長時代の仕事への取り組み方(無謀と言われた大阪城での大規模イベント)

などのエピソードがとても面白かったです。

「異端のすすめ」の7つのポイント!【要約レビュー】

この本は1~7章で構成されていて、全219ページです。

そこで各章から心に残ったポイントを一つずつ紹介していきます。

【1章】自分軸にこだわるな

一つの強みだけをひたすら追求する時代は、もう終わったといっていいでしょう。

特に20代や30代のうちは、やってみて自分に合わないなと思ったらいくらでも方向転換すればいい。

1章より

要は「変化していけ」と。

自分の強みはいつまでも強みであり続けるわけではない。

通用しなくなった強みに執着して堕ちていくのはダメ。

こういう事を書いています。

【2章】自分の強みを持て

「質」は「量」で磨かれる。「質」だけをレベルアップするのは困難。

2章より

質か量かの論争はよく議論になります。

これに対する話が分かりやすかったです。

  1. まずは自分の強みを打ち出す
  2. 強みを活かして圧倒的な量をこなす
  3. 質は後からついてくる
  4. 質が上がれば単価が上がり量は減る
  5. 出来た時間でさらにスキルアップもできる

【3章】日本では失敗しても死なない

僕らが生きているこの現代の日本社会は、「失敗しても死なない社会」なのです。

3章より

失業保険や手厚い公的保険。

最終手段として生活保護もある。

「チャレンジして失敗してもいくらでもやり直せる社会なんだから、大きく挑戦しよう」というところが心に響きました。

何歳になっても挑戦するような人間になりたいです。

【4章】自分の中に「持論工場」を持て

インプットした知識・情報を基に、自分の見解を加え、持論としてアウトプットした時に付加価値になる

4章より

情報マニアになってはいけない、ただ単にツイートをリツイートするのではなく、自分の意見を添えて発信することによって、価値が生まれるとこの本では言っています。

それを「持論工場」という独自の言葉によって、ていねいに解説。

ちなみに橋下徹さんは毎日新聞5紙とネットニュースをチェックして、そこに書いている記事に対して持論を言えるようにするという訓練を20年以上続けているようです。

【5章】部下は自分のようにはできないと心得る

「部下は自分と同じようにできない」というのは、名プレイヤーが名監督になるための重要な心得です。

5章より

部下が上司と同じくらいできるとは思ってはいけない。

自分にとっては1段ずつ上がっているつもりでも、部下にとっては2段飛ばし3段飛ばしかもしれない。

こういう事を書いています。

たまに居ますよね、「俺にできたんだから、お前も努力すれば出来るはずだ!なんで出来ないんだ!」って人。

仕事にしても資格にしても同じですけど、得意不得意はあるので、自分の当たり前を相手に押し付けるのは止めようと思いました。

【6章】批判と侮辱を同一視するな

「衝突=悪」と考える人が多いようですが、衝突することもまた、自分の商品価値を高めたり不平不満を爆発させずに物事を前進させたりするために重要なコミュニケーションの一環

6章より

批判と侮辱は違う。

侮辱されたら徹底的に戦え。

対して批判や苦言、進言に対して思考停止して反発するのは良くない。

みたいな事を述べています。

橋下さん流の組織の中での振る舞い方・コミュニケーション理論が6章を通して伝わってきて参考になりました。

【終章】納得して完全燃焼したなら失敗しても良い

ここでは終章を中心に全体を通してこの本から感じたメッセージを書き出してみようと思います。

人生というのは最後に納得したかどうか、完全燃焼したかどうかが大切だ。例え失敗したとしても、「ここまでやりきったんだから悔いは一切ない」と言えるくらい全力で取り組むんだ。そのためには行動し挑戦していくしかない。目の前のことに一生懸命取り組むしかないんだ。そのうちチャンスが巡ってくる。誰でもチャンスを掴めるわけではないから、それまでに準備しておくんだ。とにかく動くんだ。

僕が感じたのはこんな感じのことですね。

思えば2015年の橋下さんの政界引退の会見をたまたまテレビで見てたんですけど、

「やけに晴れやかな顔してるな、都構想は否決されたのに。」

と当時は感じていました。

でもこの本を読んで当時の心境みたいなものの一部が分かり、「なるほど」と納得しました。

僕は「異端のすすめ」をこんな人に読んで欲しい

  • 20代30代のビジネスパーソン
  • 将来に不安を感じる大学生
  • 考えるだけでいつまで経っても行動できない人

まとめ

いかがでしょうか?

橋下徹の「異端のすすめ」の感想でした。

行動することの大切さを教えてくれる本書を読んで、生活を少しでも変えていきましょう!

このブログでは読んだビジネス書の紹介を随時行っているので、良ければ他の記事も読んでいただけると嬉しいです。

では、また!

▼この記事で紹介した本はこちら▼

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