電験三種の理論の攻略法|コツや勉強法について合格者がまとめた

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電験三種

「電験三種の理論って難しいらしいけど、どうやって勉強したら良いんだろう」

こんな悩みを持つ方はいませんか?

電験三種主要4科目の中でも最重要でかつトップクラスに難しいのが理論という科目です。

そんな理論の合格のためにはどのような勉強法が適切なのでしょうか?

この記事では実際に理論科目を受験して合格した僕が体験談を交えながらおすすめの勉強法や受験のコツを解説していきます。

これから理論を受ける人の参考になるように書いたのでぜひご覧ください!

1分で分かる電験三種「理論」の概要

電験三種の理論はマークシート形式(5択)で全部で20問出題されます。

1問5点で、計100点。

60点を取れれば合格となります。(55点取れば合格の年もある)

そのうち計算問題が約8割とほぼ計算問題ばかりです。

試験時間は90分ありますが、20問もあり、計算問題ばかりなのでチンタラやっていたら時間が足りなくなります。

電験三種の理論の出題範囲

  • 直流回路(重要!)
  • 交流回路(重要!!)
  • 三相交流回路(重要!!)
  • 静電気
  • 電磁気
  • 電子工学・電子回路
  • 電気計測

電験三種の理論で出題されるのは上記のような内容です。

毎年どの分野も同じくらいの割合で出題されます。

基本的には捨て分野は作らないでまんべんなく勉強することをおすすめしますが、どうしても苦手な分野があれば他でカバーするのもOKです。

ちなみに僕は電子工学・電子回路が苦手だったので、「ここは落としてもしょうがない」と割り切っていました。

重要!!と表に書いているように、直流回路、交流回路、三相交流回路は配点も高くて理論のメイン分野なので特に力を入れて学習しましょう。

電験三種の理論はどれくらいの難易度?合格率は?

平成27年14.4%
平成28年14.6%
平成29年15.5%
平成30年11.6%
令和元年13.7%

まずは合格率を見てみましょう。

上記のように合格率は15%以下となっており、かなりの難関試験と言えます。

15%と言えば「宅建」の資格も同じくらいの合格率です。

つまり電験三種に一発合格するのは宅建レベルの試験に1日で4つ合格するという難易度といえるでしょう。

電験三種の科目の中でもとりわけ「理論」と「機械」は難しいです。

特に理論は計算問題がメインで「どんな問題が出るか予想が付かない」という怖さがあります。

もちろんテキストで学習した公式やらを使って問題を解くわけですが、「どのように公式を使うか」というヒラメキみたいなものも大事なので、「当日緊張して解法が思いつかなかったらどうしよう・・・」となり、僕は一番恐かった科目です。

(電力や法規は暗記で結構対応できるので、勉強量が結果に反映されやすい)

電験三種の理論を攻略!おすすめの勉強法は?

電験三種の理論を勉強するなら以下の5つのポイントに特に注意すると良いです。

それぞれ詳しく説明していきます。

テキスト→過去問→テキスト→過去問・・・が基本

電験三種の理論を勉強する時に使うものは、

  • テキスト
  • 過去問

がメインです。

テキストについては【2021年最新】電験三種の理論はどの参考書がおすすめ?【レビュー】でおすすめを紹介しています。

テキストを読み、基本を理解して、過去問を解いてみる。

過去問を解いて分からない事はテキストに戻って調べてみる。

これをひたすら回すイメージです。

一つの分野ごとに集中して一気にやり込む

勉強する時は分野ごとに一気にやるのがおすすめです。

どういうことかというと、例えば直流回路を勉強するのなら、ひたすらテキストの直流回路の部分を何度か読む。

そして間髪入れずに過去問の直流回路の部分だけを解いてみる。

分散して直流回路やら電磁気やら電気計測やらを一気にやろうとしてもなかなか理解が進まないのではないかと僕は思います。

一つの分野をある程度極めたら次の分野へ移動するという感じで確実にやっていきましょう。

アウトプット重視で手を動かして計算する

理論の勉強の初期の方、なかなか問題が解けるようにならないので、なんでだろうと考えてみました。

ふと思ったのは、

「解説を読むだけで理解した気になっていて、本当は分かっていないのではないか」という事。

確かに理論は計算問題ばかりなので解説を読むだけでは問題が解けるようにはなりません。

いくら机上で勉強しても実際に乗ってみないと自転車には乗れないように実際に解いてみないと理論の問題は解けないのでした。

やっぱり実際に手を動かしてみて計算過程を身体に染み込ませるイメージで勉強すると実力が付きやすいです。

ノートの切れ端に片っ端からなぐり書きで良いので計算式を書いて、解説のお手本式を模写していました。

暗記がメインの勉強なら手を動かさずにひたすら音読するのが良いですが、計算問題がメインならアウトプットを重視して手を動かしましょう。

捨て科目は作らない

直流回路・交流回路・三相交流回路は特に力を入れて勉強しましょうと言いましたが、他の分野もめちゃくちゃ大切です。

基本的に捨て分野は作らず、全体で点を獲るイメージで行くと良いでしょう。

「あと1問」で泣くことがないように取れる点を確実に押さえていきましょう。

バランス良く勉強した上でどうしても苦手な分野があるのなら、ある程度割り切っても良いと思います。

点数の伸びない分野に時間をかけすぎてもそれはそれでコスパが悪いですよね。

Youtubeの解説動画はめちゃくちゃ参考になる

テキストと過去問をやるだけではどうしても分からないところも出てくると思います。

何度解説を読んでも腑に落ちないというのは独学ならではの悩みですよね。

僕はそういう時はYoutubeの動画を見て勉強していました。

【電験三種 理論】とかで検索すると電験三種の理論や過去問を分かりやすく解説している動画がザクザク出てくるので、それらを片っ端から利用してみましょう。

無料とは思えないようなクオリティの動画もたくさんありますよ。

人の解説を聞くことで自分が躓いていた箇所が分かり、理解が進むのです。

まとめ

いかがでしょうか?

理論の勉強法について解説しました。

もう一度復習しましょう、

  1. 直流・交流・三相交流は特に力を入れる
  2. テキストと過去問をベースにアウトプット中心の勉強を
  3. 一つの分野を一気に仕上げる
  4. 手を動かして実際に計算する
  5. 捨て分野はなるべく作らない
  6. Youtube動画も活用する

これらのことに気を付けて合格目指して頑張ってください。

応援しています!

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