「電験三種を取っても意味ないのかな?」
こんな疑問持つ方はいませんか?
確かに電験三種を取得しても実務経験がないと就職には少し厳しいかもしれません。
でも完全に意味ないというわけではなくて、ちゃんとメリットもあります。
この記事では電験三種を取得することで得られるメリットをご説明します。
電験3種が意味ないと言われる理由
電験三種が意味ないと言われるのは、この資格が実務経験重視の資格だからです。
資格があっても完全に未経験では、書類選考で落とされることも結構あるようですね。
実務経験バリバリの人が取れれば鬼に金棒の非常に強力な資格なのですが、未経験者の場合はそこまでの武器にはならない場合が多いです。
例えば電気保安協会の求人を見ていても電験三種の募集は要実務経験(4年くらい)を求めていることがほとんど。
ゼロから実務経験を積もうにもなかなかチャンスは多くないと言われています。(数は少ないですが育成枠の求人も見掛けますけどね)
「だったら苦労して取っても意味ないじゃん」と思われるかもしれませんが、一応未経験者が取ってもメリットはあるのでご紹介していきます。
関連記事:ゼロから電気主任技術者としての実務経験を積むには?方法を考えてみた
電験三種を取って意味がある実務経験の年数
- 電験三種・・・4年以上
- 電験二種・・・3年以上
- 電験一種・・・2年以上
求人を見ているとこれくらいの実務経験が必要だと書かれている場合も多いです。
全くの未経験や極端に少ない年数だと電験三種の持つ意味合いも弱まってくるようです。
電験三種を取る3つのメリット
電験三種のメリットは以下の3つです。
就職・転職に有利
2045年には4000人が不足すると言われている電験三種ですから、需要はあるんですよね。
最近は特に未経験OKの求人も見ることが多くなってきました。
それに例えば電気保安技術者を目指さないでビルメンになるのなら、実務経験など必要ありません。
ビルメン業界でも電験三種の資格は「三種の神器」として重宝されるので、持っていればより待遇の良い上位のビルメンテナンス会社を狙うことも可能です。
電験三種を活かした就職先ベスト5【需要があって有利になる仕事】の記事でも書いてますが、
- 保安協会
- ビルメンテナンス
- 工場
- 公務員電気職
など電験三種を活かせる職場はたくさんあります。
努力できる人だと思われる
僕が電験三種を取って何社か面接に行って感じたのは、どこに行ってもべた褒めされることです。
それくらい電験三種を独学で取る人というのは珍しいみたいで、ある面接担当の人には「君がコツコツ自分で努力できる人間だということはこの資格を試験で取ったということですぐに分かった」みたいなことを言われました。
まあ実際は面倒くさがりのチャランポランなんですけど(笑)
このように「努力できる人」という証明になる大きな看板のようなものが電験三種なのです。
電験三種を試験で取ったというだけで面接での印象がガラッと変わると思いますよ。
文系が電験三種に合格する勉強時間の目安は?【1000時間?】
社内の評価が上がる・資格手当が出る
今電気関連の会社に勤めていて、とりあえず転職の予定がない人でも電験三種はおすすめです。
なぜなら電験三種を取ることで確実に社内での評価が上がり、昇給・昇進などにも役に立つからです。
また、資格手当の対象になる場合は給料アップも見込めます。
大企業でもいつリストラされるか分からない時代でも電験三種という武器を持っていれば解雇対象から免れることができるかもしれません。
仮にリストラされても電験三種という武器を活かしてまた再就職する確率を高めることもできますよね。
結局、電験三種は役に立たないの?
上に書いたように電験三種を取得するメリットは確実にあります。
実務経験がある人は超絶役に立つでしょうし、実務経験が無い場合でも役に立つ場面はちゃんとあるのです。
合格率数%の難関資格なのに何年も受験する人が多いのはそれだけ旨味があるからだと言えるでしょう。
全然役に立たない資格ならみんな見向きもしないですよね。
あ、あと電験三種を取れたらすごい自信が付くんですよ。
それが結構大きなメリットになると思います。
電験三種を取れたら自信が付くのが最大のメリット
これだけ難しいと言われている電験三種を取れたら間違いなく自分に自信が持てるようになりますよ。
自信が持てたら他の事にもチャレンジしやすくなるし、電験三種で試行錯誤した勉強法を応用すれば他の資格にも通用します。
「あれだけ頑張ったんだからきっと新しいことにも頑張れる!」こういう前向きな気持ちになれることが電験三種に受かった最大のメリットのような気もしますね。
それがオーラや雰囲気となって出てくるのかもしれません。
まとめ:電験三種を目指そう!
いかがでしょうか?
電験三種は未経験者が取っても即効性があって劇的に生活が変わるものではないかもしれません。
でも電験三種を取得する過程で得た経験は間違いなく人生を豊かにしてくれます。
資格を取っただけではスタートラインですが、これをきっかけに人生を好転させるパワーを持つ素晴らしい資格が電験三種なのです。
もし興味を持ったなら電験三種の攻略記事もこのブログで書いているのでぜひ読んでみてください。
ではまた!
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コメント
こんにちは。昨年電験三種を試験取得した50代の高卒オヤジです。独学で3年余りかかりました。一昨年の春から例の感染症騒ぎの影響で仕事量が激減しており、今年2月から電験の免状を引っ提げて転職活動をしています。
全戦全敗です(笑)。20代のころ何年か弱電分野の職に就いたことはありますが、その後は電気とは全く畑違いの職に就いていますので、実務経験はありません。
転職活動はもう少しの期間頑張ります。
しかし、ヒロさんの仰るように自信のつくことは確かだと思います。電気に興味のある方ならば、資格自体が役に立たなくても自分試しという意味で挑戦してみるのも良いかもしれません。今は電験2種取得に向けて勉強しています。特に理論科目が面白くなってきました。
コメントありがとうございます! 弱電の経験があっても全戦全敗とはびっくりです。。
やはり一部で言われているように取得すればバラ色の夢のような資格ではないですよね。
そしてぼくの住んでいる地方では求人自体がレアなものです。かと言って未経験のまま都会へ出ても上手くいきそうなビジョンが湧きません。
根気強く地道にいくしかなさそうです・・
転職活動ぜひがんばってください!成功しましたらまたコメント頂けると嬉しいです笑
そして2種への挑戦もすごいと思います。ぼくは3種で燃え尽きてしまったので・・笑