僕は元々文系人間でした。
ニートになったことをきっかけに職業訓練の電気設備科へ入り、そこで電気の世界の面白さに目覚めました。
その後「電工2種→電験三種」というルートで資格を取得して、就職活動に望みます。
しかし現実は思うようには進みません。
電験三種を取得しても面接へ行く前の書類選考の段階でバンバン落とされるのです。
正直想定外でした。
この記事では「文系人間が電験三種を取って転職活動をしても書類で落とされまくる理由」について考察していきます。
- 電験三種を取って転職したい
- 文系だけど電験三種に興味がある
- 電験三種を取ってから転職活動をスタートした方が良いの?
このような疑問をお持ちの方は特にご覧ください。
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電験三種を持って転職活動をしている僕のスペック
- 28歳
- 男
- 大卒
- 職歴あり
- 電験三種所持
- その他資格多数所持
電験三種が活かせる職種は買い手市場?
世の中人手不足だと騒がれて空前絶後の売手市場なんて言われていますが、果たしてそうなのでしょうか?
就活をしている自分自身の肌感覚としてはそんな感じはあまりしないです。
確かに求人は多いです。
しかし募集の多い業界・職種は偏っています。
例えば以下のような仕事が多いです。
- 建築
- 運送
- 介護
- 飲食
こういった業界では未経験からでも転職は容易でしょう。
しかし他の業界なら逆に買い手市場になっている場合もあります。
例えば事務職などは人気の仕事で有効求人倍率を見ると0.29倍です(doda・2019年7月転職求人倍率レポートより)。
つまり事務職希望の人が100人いたら、29人分の席しかないわけです。
僕は20代で電験三種を取って就活をしてるわけですが、結構な頻度で書類落ちをしています。
応募しているのは主に設備管理の仕事で、電験三種を活かせそうなところです。
書類で落とされるということは、この業界はそこまで深刻な人手不足というわけではなくて、「良い人がいれば来て欲しい」くらいの感覚なのかもしれません。
転職を考えている人は希望する業界がどれだけ人手不足なのか調べてみるのも良いかもしれません。
電験があっても高望みしたら失敗する
今まで受けてきた企業は結構な大企業とかネームバリューのある企業が多かったです。
そのような企業は応募しても書類でハジかれてきました。
おそらく新卒でもたくさんの人が来くるので新卒から育てていく感じなのでしょう。
そして中途は経験者の優秀な人を取りたいと。
僕のようなアラサーで未経験者はお呼びでなかったのかもしれません笑
書類落ちが続くということは自分のキャリアとその業界・職種・企業群がマッチしていない状態なのだと思います。
他の応募者と相対的に比較して会う価値も無いと思われたから、書類落ちが続くのです。
そういった時は今一度立ち止まって今後の就職活動の戦略を練り直す必要を感じています。
良い企業に入ることも大切かもしれませんが、それ以上に自分に合った企業に入ることが幸せへの道なのかもしれません。
履歴書に空白期間があると電験があってもやばい?
僕が書類落ちする原因として、一番大きなものが空白期間があるということです。
ちょくちょくニートしてたり、無職期間があったりして空白期間が結構あります(笑)
そういった空白期間が積もってかなりの長さになってしまっています。
だから書類の時点で敬遠されるのかもしれません。
個人的には何故そこまで空白期間に否定的になるのか疑問です。
空白期間があっても有意義に過ごしていて、人生にプラスになっている人もたくさん居ます。
僕も空白期間には読書をしたり資格を取ったり、これからの人生を深く考えたりして過ごしてきました。
しかし企業にはそんなことは分からないし、説明しても信じてもらえるかは面接官次第です。
ニートなどで空白期間を作る場合はそのような事をリスクとして把握して動いていくと良いでしょう。
僕は空白期間が長すぎた(笑)
経験談になるんですけど、やはり空白期間は作らないに越したことはありません。
空白期間があったらほぼ必ず面接でも突っ込まれます笑
まあ1~2ヶ月程度なら問題は無いでしょう。
しかし半年越えてきたらちょっと危ないです。
これはハローワークの方も言っていました。
「どんなに空白期間が伸びても半年は超えない方が良いよ」と。
僕の場合は1年以上空いているので、そりゃ落ちるわけです(笑)
↓技術系に特化した通信講座(もちろん電験もあり)↓
資格を過信しない
正直電験三種があれば20代だし面接まではフリーパスかと思っていました。
しかし現実は甘くありません。
資格を過信して資格さえ取ればなんとでもなるという考えは改めた方が良いような気がします。
でも資格は無いより有る方が絶対良い有効な武器という側面もあります。
まとめ
結論として僕が電験三種を取っても書類落ちが続くのは以下の理由だと思われます。
- 電験三種を活かせる求人というのはそれほど売り手市場ではない
- 高望みをして分不相応な企業を受けていた
- 短期離職を繰り返し空白期間が致命的
- 資格を過信していた
あくまでも僕の一例で、こんなパターンもあるということで参考になれば嬉しいです。
その後、条件を少し落として応募するようになると無事書類も通ることが増えたので、やはり高望みだったようです(笑)
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