20代底辺だった僕が電験三種の合格体験記を語る|食いっぱぐれないために

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電験三種

「電験三種の体験談って検索してもあんまり出てこないな・・・」こんな風に思う方も多いかもしれません。

この記事ではタイトルの通り文系出身で底辺だった20代の僕が電験三種に合格するまでの体験談を回想しながら語ります。

これから電験三種を受けたい人、電験三種に興味がある人には参考になる部分もあると思うので、良ければ読んでみてください。

電験三種の資格を知ったきっかけ

電験三種の存在を知ったのは20代前半~中盤にかけてだった気がします。

きっかけはネットで色々な資格を調べていた時です。

当時手取り12万年間休日80日の仕事をしていて、待遇悪いくせに人間関係も最悪で仕事内容もきついという状況。

なんとかそこから抜け出したくて資格に活路を見出しました。

適当に検索していると電験三種の存在を知り、「へーこんな資格があるんだ。でも理系資格だし難しそうだな」と最初はスルーしていました。

電験三種の受験を決意した理由

一度スルーしたものの、自分の頭の片隅には電験三種が居座るようになります。

というのも電験三種の、

  • 取れば食いっぱぐれない
  • 経験を積めば独立も可能
  • 持っているのはすごい

という点に惹かれてなんとなくずっと気になっていました。

しかし最初は自分に取れるはずはないと頑なに思って、挑戦はせず。

転機が訪れたのは職業訓練の電気設備科に通い始めたころからです。

職業訓練で、オームの法則という電気の基礎の基礎からしっかり教えてもらえた僕は、

「電気っておもしれー!めちゃくちゃ興味あるし面白いし電験三種も行けるのでは!?」

と安直に思い、そこから電験三種に挑戦する決意をします。(沼への入り口)

今思えば職業訓練の指導員の講師の人が教えるのが上手な人で、初めてでも分かりやすく教えてくれたのが非常に助かりました。

あの先生にはとても感謝しています。

電験三種に一発合格した勉強スケジュール

職業訓練に通っている間に「第二種電気工事士の内容+α(一部・第一種電気工事士の内容)」を学んで電気の基礎を勉強した僕は意気揚々と電験三種のテキストを買いにいきました。

そこから約9ヶ月の勉強で運良く一発合格を果たすことに。

ちょうど12月1日から勉強開始したのを覚えています。

最初の丸々1ヶ月は電験数学の勉強をしました。

今思えば、「半年かけて職業訓練で電気の勉強」→「1ヶ月かけて電気数学の復習をみっちりとやっていた」ので、基礎をとにかく大事にしていたのが良かったのかなと思います。

その後年が明けて1月1日からは本格的に理論科目の勉強です。

理論→機械→電力→法規と王道の勉強順で勉強していきました。

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↓具体的な勉強スケジュール

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電験三種の参考書を開いて絶望した初期学習期間

本格的に理論の勉強をスタートしましたが、最初は絶望ばかりで本当にきつかったのを覚えています。

噂には聞いていましたが、レベルが第二種電気工事士とは全然違います。

「第二種電気工事士の計算問題が得意だったからなんとかなるだろう」と一瞬でも思っていた自分が馬鹿でした。

最初は自力で問題が解けることなんてほとんどないし、何回解説を読んでも意味が分からない問題もたくさんありました。

気軽に始めてみたものの「やっぱり文系にはムリじゃないか?」と何百回も考えていました。

だんだん自力で問題が解けるようになってきた

そんな絶望を抱えながらも毎日ひたすら机に向かって勉強を継続しました。

問題文を読む→ちょっとだけ考える→99%分からないのですぐに解説を読む

ひたすらこれの繰り返しです。

そうこうしていて数ヶ月が経過すると、不思議となんとなく解ける問題が時々ですが出てきました。

もう少し頑張って継続すると、解ける問題の割合がだんだん増えていって、理論の勉強が機械や電力の勉強に役立ったり、逆もあったりして、科目ごとの相乗効果もだんだん発揮されてきます。

そこからはちょっと楽になり、勉強の習慣も付いてきて、ペースが上がっていきました。

気が付くと年明けの1月1日からほぼ毎日休まず勉強を継続して試験日を迎え、合格点ギリギリの科目もありつつ運良く一発合格を果たした感じです。

文系だった僕が電験三種の勉強できつかったこと

電験三種の勉強をしていて特にきつかったのは以下のようなことです。

  • 勉強初期の絶望期間
  • 数学含めた計算問題
  • スパイラーになるかもしれないというプレッシャー

特に文系の人は数学の基礎から勉強し直しという人が多いと思います。

そこからようやく理論を勉強し始めるも、そのレベルの高さに絶望して・・・とここまでがデフォルト(笑)

一旦起動に乗ってくると、合格は近いのですが、そこまで行くのがとにかくきつかったです。

また、電験三種は科目合格制なのが厄介です。

下手したら数年かけて合格を目指すことになり、最悪の場合、受かった科目がやり直しにもなってしまいます。

そういったスパイラー状態に突入するのが本当に嫌だったので、一発合格を目指してがむしゃらに勉強していました。

ちなみに当時はフリーター生活で勉強する時間だけはあったので、その点は良かったです。

とはいえギリギリの合格だったので本当に賭けでした。

働きながらの勉強は大変だと思いますが、可能なら働きながらコツコツ勉強して合格を目指すのが良いと思います。

まとめ:コツコツ毎日机に迎えば時間はかかるが合格できる資格

いかがでしょうか?

電験三種の体験談でした。

確かに文系から電験三種を目指すのは相当きついし苦労すると思います。

しかし、電験三種というのは3年以内に4つの科目に合格すれば良く、一つ一つの科目に合格することはそれほど難しいものではありません。

例え数学が苦手でも、電気や物理の勉強をしたことがなくても、毎日コツコツ机に向かって勉強していけばいずれは受かる試験のように感じました。

最初が一番きつくて多くの人はそこで脱落していくのだと思います。

ですがちょっと踏ん張って継続してみると違う景色が見えてきたりもするので、ぜひ頑張ってみてください!

ではまた!

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