「電験三種の科目って4つもあるみたいだけど、一番難しいのはどれだろう・・・?」
こんな疑問を持つ方はいませんか?
この記事では電験三種をこれから受ける初心者の方に向けて一番簡単な科目と一番難しい科目をそれぞれ説明しています。
なぜ簡単なのか、なぜ難しいのかそれぞれの理由も合わせて書いているのでぜひご覧ください!!
電験三種で一番簡単なのは「電力」
電験三種で一番簡単なのはどれか論争では様々な意見が出てきます。
その中でポピュラーなのか「電力or法規」論争ではないでしょうか。
実際に勉強した身としてはこれは結構当たっていて、理論か機械が一番簡単ということは有り得ないです。(ボリューム的にも難易度的にも)
そうなると電力か法規のどちらかということになるのですが、僕は個人的には電力を推します。
法規も簡単といえば簡単なんですが、出題の的が絞りにくいのと配点が大きいことから運ゲー的要素もあるので一番簡単とは言えないと結論付けました。
まあ近年は法規も電力も合格率が低い年も散見されるので、昔に比べて難易度差は4科目の中でないのかもしれません。
電験三種の電力が簡単な理由3選
電力が簡単なのは分かったけど理由はあるの?という声にお答えして3つ理由を解説します。
①内容が取っつきやすい
電力で学ぶ内容は水力発電や火力発電、電線の送電など割と僕たちの生活の身近な内容がテーマです。
なのでとっつきやすいんですよね。
身近な内容なので興味を持ちやすいし理解できると楽しいし。
(「へー火力発電ってこんな仕組みなんだ!なるほど、発電所から家庭までの送電経路ってこんな感じなんだ!」みたいな)
それに比べて法規は法律ばかりで退屈だし、機械はモーターの仕組みなんて興味ないし理論は抽象的で難しい。
こう考えると電力が如何に面白いか分かるでしょう。
②ボリュームが少ない
電力は4科目の中でも1,2位を争うボリュームの少なさです。
サクッと勉強できるんですよ。
参考書もそんなに分厚くないし過去問の解説もそれほどびっしり書いてないし。(解説がしょぼいとかじゃないですよ)
単純に勉強する内容が少なくて済むので簡単なのです。
③文章問題と計算問題のバランスが良い
電験三種の問題は計算問題と文章問題に別れます。
例えば理論は8割が計算問題。
それに比べて電力は50:50なんですよ。
結構バランスが良いので勉強もしやすいですよね。
僕は計算問題が苦手だったので理論は本番が恐かったんですが、電力だと多少計算問題で落としても文章問題で点を取ればOKですからね。
電験三種で一番難しいのは「機械」
一番難しいと言われたらやっぱり理論or機械のどちらかになります。
一般的には機械が最難関と言われていますが、僕も同意見になります。
4科目の中で一番手こずったのも機械だし、二度と受けたくないのも機械です(笑)
受かりはしたものの正直再び受けて受かる自信は全く無いです。
工学部機械科だったとか、機械いじりが好きなら機械も楽しんで勉強できるのかもしれませんが、僕はモーターの仕組みやら論理回路やら照明の公式やらは全然興味なかったのできつかったです。
特に独学の人で機械系の勉強が初めてという人はそうとう苦労するかもしれません・・・
電験三種の機械が難しい理由3選
①圧倒的なボリューム
「これだけ機械」の参考書を初めて買った感想。
(分厚くすぎて)「全然これだけじゃないやないか!」
そうです、機械がボリュームがすごいんです。
変圧器・誘導機・直流機・同期機のメインだけでもすごい量なのにそれに加えて電気化学やプログラミング、論理回路、照明、力学、などなど学ぶ内容がたくさんあります。
②参考書を読んでもよく分からない内容
参考書を読み始めても全然分からないんですよね。
理論・電力・法規に比べて機械で学ぶ内容はちょっと毛色が違うので、難しかったです。
特に文系出身だった僕は授業などでも機械に関する勉強なんてしたことなかったので、まさにゼロからの独学。
③イメージしにくい
機械ではモーターの仕組みを学ぶんですよ。
モーターに電気が流れてどこが動いて、それに付随してまたどこが動いて・・・みたいなことを理解しないと問題が解けないようになっています。
誘導機・直流機・同期機と似たような機械があって紛らわしいです。
動画とかで勉強するならまだしも、静止画の紙でこのような仕組みをイメージして理解しろというのは無理があります。
いくら参考書を読んでも「???」状態でした。
一度コツを掴んで頭の中でイメージできるようになったら、だんだん問題も解けるようになるんですけどね。
そこまで行くのが大変でした。
【朗報】電験三種の「機械」科目で一番おすすめの参考書はどれ?の記事の中で最高に分かりやすい副教材を紹介しているので良かったら読んでみてください。
電験三種は「その年一番簡単な科目」を落とさず獲りに行け
ここまでで簡単な科目は電力、難しい科目は機械と説明してきました。
しかし注意しないといけないのは、「年によって簡単な科目、難しい科目は異なる」ということです。
これは科目ごとの合格率を見れば一目瞭然なのですが、年によっては電力が一番合格率が低かったり、機械が一番合格率が高かったりします。
ある年は理論が簡単で、またある年は法規が簡単だったりするわけです。
ということは、大切なのは「その年簡単な科目を取りこぼさない」ということ。
この目的のために科目合格を狙うよりは一発合格を狙う方が良いと僕は思います。
例えば、理論と法規に絞って勉強して、運悪く理論と法規が難化した年だったらどうしますか?
せっかく機械が易化した年なのに勉強してなくて落として、翌年から難化したらもったいないですよね?
まとめ
いかがでしょうか?
電験三種の簡単な科目と難しい科目の解説でした。
一般的には難しいとされる機械でも、簡単な年に運良く当たれば充分合格する可能性はあります。
難化して合格率が非常に低い科目はある意味仕方ないので切り替えて翌年以降に頑張りましょう。
では試験頑張ってください!
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