よく「資格に意味は無い」という意見を聞くことがあります。
果たして本当にそうでしょうか?
この記事では僕が資格を取る理由について書いています。
「資格を取ることには意味がある」派の意見を聞いてください。
そして資格を取るか取らないか迷っている人の参考になれば嬉しいです。
コミュ障の僕が20代の6年間を資格に捧げた理由
僕は22歳から28歳までの6年間を基本的に資格の勉強を中心にして生活してきました。
ちょうど大学4年の夏くらいから。
現在は電験三種を一発合格した反動で少しお休みしていますが。
22歳のころ周りの学生は内定が出て人生最後の夏休みを謳歌している時に僕はせっせと資格勉強をしていました。
当時は行政書士の勉強をひたすらやっていました。
それから大学を卒業して社会人となり、周りの学生が働きはじめて給料で休日を楽しんでいる時も僕は多くの時間を資格取得に当ててきました。
仕事して帰宅して寝るまで資格勉強といった日々も長く続きました。
アニメを見たり旅行に行ったりもしていましたが基本的に勉強ばっかりしていました。
学生を卒業した僕がなんで今さらそんなに勉強するのか、周りの人は不思議に思ったかもしれません。
しかし僕はそれをやるだけの意味があると思って孤独に勉強を続けました。
何もない自分に武器が欲しかった
文系なのにコミュ障、不器用で頭の回転も遅い自分は何も人に誇れるものがありませんでした。
このままでは社会に出たら落ちこぼれてしまう。
社会不適合者になってしまう。
働く前から漠然とそういった不安がありました。
でもある時考えます。
資格があればなんとかなるんじゃないか?と。
ネットで資格関係の記事を見たから安易にそう思ったのかもしれません。
しかしそう思ってしまったらもう資格しかないような気がしてきます。
そして1個、また1個と資格を取得していくに従って自分の手札が増えてきた気がします。
電工という手札を手に入れたらビルメンや電気工事士の道が開けてきた気がします。
宅建という手札を手に入れたら不動産会社やマンション管理会社への道が開けてきた気がします。
もちろん資格があれば即採用とか即戦力とかそういうもんでは無いとは分かっています。
しかしコミュ障の僕が仕事に就ける確率が何%かでも上がるならそれで資格を取って良かったと思うことにしています。
資格で武装して仕事に就ける確率を少しでも上げておく。
これが社会不適合者になる予感のした僕の自分なりの予防術です。
単純に合格するのが嬉しかった
資格勉強をすると結果がハッキリ出ます。
合格か不合格かどちらか、ハッキリと勉強の結果を突きつけられます。
曖昧なものではなくて白か黒かどっちかです。
そして合格するとそれまでの努力が実ったことが結果として分かってすごく嬉しいんです。
僕はこれまでの人生で賞状をもらったこともありません。
表彰されたこともありません。
成功体験が全然ないのです。
そんな自分が資格に合格して賞状や免状をもらうことってとても嬉しいことだったりします。
ああ、これが賞状をもらった時の嬉しさなんだ・・・って20歳を超えて分かったりしました。
その合格する快感がモチベーションになったりしています。
半分趣味、半分将来への保険
もはや趣味となりつつある資格取得 年を取るごとに興味のある分野も増えていきます。(無線とか)
趣味としてはかなりコスパは良いです。
数千円の書籍代と受験料で楽しめます。
役に立つ資格や話のタネになる資格を目指せばもっと実用的です。
合格したらめちゃくちゃ嬉しい落ちたら悔しい、またリベンジしたくなる。
こんな感じで毎回受けているので履歴書の趣味欄に資格と書いても良いレベルになってきました(笑)
そして将来の保険。
もし自分が今何も資格を持っていなかったらとても不安になっていると思います。
職歴はボロボロ、コミュ障のアラサー、将来どうしようと途方に暮れていると思います。
でも現実の僕はそこまで悲観はしていません。
- 電験三種があるし設備の仕事には受かるだろう
- 乙4があるからセルフスタンドなら行けるだろう
- 電気工事士があるから何か仕事にはありつけるだろう
こうやってほんの少しですが安心している自分がいます。
このように将来の保険の意味で資格を持っていても良いんじゃないでしょうか?
資格は人生のお守りです。
資格は意味があるという根拠
業務独占資格がないとそもそも仕事ができない
世の中には「業務独占資格」というものがあります。
その資格がないとその職業で働くことができないというものです。
例を挙げると「弁護士」、「公認会計士」、「電気工事士」など。
このような資格は思った以上にたくさんあります。
このような業務独占資格を必要とする仕事をしたいなら必ず資格を取らないといけません。
ですから資格には意味が無いなんてことはありません。
個人的に取得するなら業務独占資格をおすすめしています。
あってもなくても良い資格だと転職をするにしても独立をするにしても実務経験が重視されるでしょう。
もちろん業務独占資格の仕事をする上でも実務経験が重視されるでしょうけど、同じような経歴、経験の人が面接に来たら最後の決め手になるのは資格の有無かもしれません。
特に有資格者が不足している業界なら資格持ちは強いです。
応募に資格が必須な求人がある
僕はこれまでたくさんの求人を見てきました。
資格要件としてなんらかの資格が指定されていて、その資格を持っていないと受験すら出来ないという求人も多く見かけます。
もしくは実務経験者or有資格者の求人。
資格があれば実務未経験でも育てますよという内容でした。
このように資格を持っていれば実務経験の代わりとして考えてくれる企業もたまにあります。
こういった資格は応募する人も少なくなるので競争率が下がり内定を得る確率が高まります。
誰でも応募できる条件の良い企業にはそれこそ大量の求職者がなだれ込みますが、こういった障壁のある会社は意外と穴場です。
資格を持っていてそういった企業に応募出来る時に「ああ、資格取っといて良かった」と感じることがあります。
コミュ障が資格を取ることに意味はあるのか
「コミュ障が資格を取っても意味ないよ」
こんな意見もたまに聞きます。
これについてはまあ否定は出来ないし、その通りな面もあると思っています。
でも完全に意味がないかといえばそんなことはなくて。
これまでに言ってきたようにコミュ障とかコミュ障じゃないとか関係なしに資格を持つことによって転職就職の時に有利になるのは事実です。
ただでさえ仕事においてハンデのあるコミュ障ですから、増やせる武器があるなら増やすべきではないでしょうか?
鬼に金棒とまではいかなくても、ヒノキの棒くらいにはなるかもしれないからです。
そして大事なことは資格だけに拘るのではなく、またはコミュ力を上げることだけに拘るわけでもなく、両輪としてバランス良く伸ばしていくことだと感じています。
まとめ
- 資格を取る意味は必ずある
- 資格を取れば自信がつく
- 資格は将来の転職の可能性を何%かでも上げてくれる武器になる
- 資格は一生涯続く将来の保険
- 資格を持っていないとなれない職業、応募できない企業も多数ある
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