この記事では国家資格を20個取得した僕が感じる「資格をたくさん取って困ったこと」を語っていきます。
「資格を取って困ることなんて本当にあるの?資格しか勝たんっしょ!」と思う方は一度読んでみてください。
では早速行きましょう。
資格を持ってて困る事①期待値が高くなる
一番困るのは圧倒的にこれです。
例えば僕は文系でありながら理系の難関資格の「電験三種」を持っています。
面接でそのことを言うとほとんどの面接官の方から称賛されて、すごいねと言われます。(もちろんリップ・サービスもあるでしょうが)
そして「こんな資格を持っているのならきっと超優秀に違いない」みたいな感じで期待されることも多いです。
しかし僕は資格を取ること以外は基本的にコミュ障でポンコツな人間なので、入社後必ずと言って良いほどガッカリされます。。
「資格をたくさん取ってるからもっとできると思ってた。」
いやーこれを言われるのはきついです(笑)
ツイッターでも書いたんですけど資格勉強と仕事って使う脳の回路が違うというか性質が全然違うんですよね。
一人でコツコツ勉強はできるけど、じゃあそれが仕事に活かされてバリバリ仕事できるかというと違う。。
資格を持ってて困る事②あれこれ目移りして一本芯が通らない
例えば資格を一つだけ持っていたら「自分にはこれしかないから覚悟を決めて頑張ろう」とその道に集中できるかもしれない。
でも僕みたいに電気やら法律やら無駄に資格を取ってしまうと、
「あれも良さそう、こっちも気になる」
「これがだめならすぐ別の道に移ろう」
と目移りして結局全てが中途半端になって全滅するということがありえます。
芯が通らないので履歴書もめちゃくちゃで、人事の人からしたら
「一体この人が何がしたいんだ?」
と謎に映るでしょう。
これに関しては僕も結構言われました。
結局何がしたいの?と。
資格をいくら取ろうと全てを極めることは不可能なわけで選べる道はせいぜい1本か1.5本と行ったところでしょう。
選択肢が多いが故にそれらが決断できず結局どっちつかずで崩壊するというのが僕の後悔でした。
資格を持ってて困る事③時間とお金がなくなった
資格を取るには主に時間とお金を投資します。
僕はリアルに数千時間と数十万円の時間とお金を投資しました。
それだけのものを賭けてじゃあ十分なリターンがあったのかというと甚だ疑問です。
不幸中の幸いとしては実際に狙っていた資格が運良く取得できたということでしょうか。
しかしそれにしても20代という一生に一度しかない期間を資格取得に捧げて本当に良かったのかなと今になっては思っています。(資格取得が楽しかったし後悔はしてません。それに資格勉強をしていなかったらずっとスマホゲーとかしてたいしたことはしてなかったようにも思います)
時間とお金を限界まで注ぎ込み、僕は30歳を超えて職歴も貯金も人生経験もろくにない資格だけは持っているという人間となりました。
まとめ
こんな感じになります。
ネガティブに書いてますが、資格が嫌いになったわけではなく、全てを後悔しているわけでもありません。
行政書士や電験に受かった時はそれこそ今までの人生で最高の瞬間でしたし、あの興奮を今でも僕は覚えています。
取れてよかったなと思うし努力して勉強して本当に良かったなと思います。
ただ、ちょっと思っていたほどは人生は変わらなかったので、「あれ?ふーん、そうなんだ。こんなもんなんだ」と思っている感じです。
これはひとえに資格取得後の僕の努力不足で、資格取得後の事を甘く考えていた結果です。
皆さんにも言いたい。
「資格取得は素晴らしい!」と。
そして「資格を取ったらその後の事も考えてしっかり活用しよう!」とも。
僕もまだまだこれからです。
共に頑張って参りましょう^^
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