意外と多い公務員を辞める理由5選【もったいない?】

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公務員

あなたは公務員の退職者数って分かりますか?

総務省の資料によると、平成29年の地方公務員の定年退職以外の退職者数は、

約6.1万人

になります。

僕はこれを知って、「こんなに多いのか」と驚きました。

でも確かに公務員を辞めるという話はちらほら聞きますし、給料が安いやらブラック部署があるやらメンタルをやられる人が居るやら悪い噂も多いかもしれません。

おそらく家族や友人からは「公務員を辞めるなんてもったいない!」と止められるはずですが、それでもこれだけの人数が辞めていくのです。

この記事では公務員が辞める理由について自分なりに調べて考え、まとめてみました。

公務員を目指している人が「公務員が辞める理由」を知っておくことは有益だと思います。

後から「こんなはずじゃなかった」と思うことがないようにしっかり調べましょう。

※「自分は公務員にはやっぱり向いてないかも」と思ったら、リクナビNEXT などの転職サイトで民間企業へ切り替えるのも手ですね。

後悔するかもしれないリスクを取っても公務員を辞める理由とは

公務員になるためには、厳しい倍率の筆記試験、面接試験を突破しなければならず、そう簡単になれるものではありません。

試験の1年~半年前から準備して勉強するのが一般的です。

そう考えると、辞めるのはなんだかもったいないとも感じます。

それでもみんなそれぞれ理由や事情があり、辞めていきます。

よく聞く理由で多いのは次の5点です。

  1. 人間関係で病む
  2. 仕事がつまらない・スキルがつかない
  3. 部署によっては激務・ブラック
  4. 非効率な前例主義
  5. 給料が安い

それでは各項目を深堀りしていきます。

人間関係で病む

公務員は人間関係で悩み、病んでしまう人も多いようです。

転勤の無い地方公務員とかは特に多くなります。

市役所や役場などの閉鎖的な環境で人間関係が固定されてしまうので、自分に合わない場合は地獄です。

国家公務員の場合は転勤でリセットをすることも出来ますが、数年に一度の転勤というのもそれはそれで辛いでしょう。

暇な部署になるとやることがないので、噂話が横行し、人の揚げ足取りのような環境で病むということもあるようです。

職場内だけに限らず、モンスタークレーマー的な人との対応や業者との対応、議会対応など外との関わりでも大変なことが多いと聞きます。

そうして人間関係でメンタルを病み、鬱のようになり、休職してしまう人もたくさんいます。

仕事がつまらない・スキルがつかない

公務員の仕事はつまらないものが多いと聞きます。

工夫や改善の余地の無いルーティンワーク、意味があるのか無意味なのかよく分からない仕事、仕事のための仕事。

「公務員に本気で夢を持って入ってきた人」ほどそう感じると聞きました。

「思っていた仕事のイメージと違った」

このように思う人も多いみたいです。

またスキルがつかないことも問題です。

よく公務員から民間への転職は厳しいと聞きますよね?

公務員は3~5年ほどで部署が変わり、それまでやっていた仕事とは全然違う仕事をやっていきます。

スペシャリストではなくゼネラリスト的な働き方になるので、転職に強みとなる専門性は身に付きにくいです。

「このままだと一生公務員にしがみつかなくては生きていけなくなる」

このように考えて20代のうちに公務員から民間へ転職していく人も居ます。

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部署によっては激務・ブラック

公務員は部署によって忙しさが全然違います。

ある部署は1日の業務が1~2時間で終わって、余裕の定時帰り。

ある部署は毎日終電で残業代は一部しか付かない。

同じ役所の中の同期なのにこのように全然違うことも普通の光景です。

どこの部署に行けるかは運次第なので、もし運悪く激務・ブラック部署に配属されてしまったら、そこでの勤務で体やメンタルをやられて退職してしまうということも考えられます。

非効率な前例主義

「公務員の仕事には創意工夫や改善のような余地があまり無い」

「非効率な業務が横行している」

このような話もよく聞きます。

やり方を変えようと思っても、

「ここでは今までこの方法でやってきたから」

と言われ取り付く島もない状態。

民間企業の経験者が公務員に転職すると、そういった光景に衝撃を受けることもあるみたいです。

そのような非効率な前例主義が蔓延る現場がどうしても我慢できないという人もいるでしょう。

そのような人は公務員に見切りをつけて、民間企業に行くなり起業するなりするようです。

給料が安い

地方などの田舎では公務員の給料は相対的に高めだと思いますが、都市部だとそうでもないみたいです。

都市部では公務員より給料の高い民間企業も多くて、給与面で公務員にアドバンテージは少ないです。

都市部の大学を出た人が、民間企業に就職した同期と年収を比べてガックリ肩を落とすという話を聞いた事がある人も多いでしょう。

都会の大学を出て、厳しい競争を勝ち抜いて公務員になった人が、「激務ブラック部署で毎日終電まで働いてこの給料か・・・」と思って辞めてしまうのも納得できる気がします。

▼公務員の給料に関する記事はこちら▼

地方に住む人にとって公務員の給料は安くないと思う【田舎は悲惨】

公務員の仕事は本当につまらない?

辞める理由の一つで仕事がつまらないと解説しました。

公務員の仕事は部署によって幅広いので、異動によって全然畑違いの仕事をゼロからやることもあります。

それまで完全デスクワークだった人が外に出まくる仕事になったり、定時帰りだった人が終電勤務になったり運ゲーになる一面もあると聞きます。

これだけ色々な仕事があるなら、つまらないものもあるし面白いものもあるのが普通です。

だから、仕事がつまらないから退職するというのはちょっと待ってみて他の部署の仕事もやってみるのも良いかもしれません。

環境が変わっても色々な仕事を楽しめる人が向いているのかもしれません。

公務員を退職して後悔しないために、最初に向き不向きを判断する

どんな仕事にも向き不向きというものがあり、それは公務員にも当てはまります。

公務員を辞めるのはもったいないという気持ちは僕も分かりますが、それは辞める本人も十分に分かっているはずです。

それでも毎年多くの公務員が仕事を辞めるのは、この記事で挙げた理由もあれば、他にやりたいことが見つかったのかもしれません。

でも「公務員を辞めて人生が終わった」みたいな話はあまり聞いたことがありません。

公務員の筆記試験に合格出来るほど努力の出来る人で、

公務員の面接試験に合格出来るほどコミュニケーション能力のある人なら、

きっと他のフィールドでも活躍できるということでしょう。

公務員に向いていない人が何かの間違いで運良く公務員になれても、後から辛いだけなのではないでしょうか。

僕も20代で公務員を何度も受験して、最終面接まで行くこともありましたが、結局合格することはなかったです。

それはやはり適性の無さを見抜かれていたのだと思います。

ド陰キャの僕が公務員になれたとしても苦しむのは目に見えてますから(笑)

酸っぱいぶどうのように聞こえるかもですが、そのように考えることで最近はスンナリと諦めることが出来るようになってきました。

もし僕が公務員になっていたとしても、辞める6.1万人に入っていた可能性大です(笑)

【陰キャ】1年間勉強して15分の面接で一瞬で落とされる可能性のある公務員

公務員から民間への転職

人によっては民間向きの人もいるでしょう。

適性は自分では分からないことも多いので転職の専門家へ相談して客観的にアドバイスを受けるのもアリです。

もしあなたが20代なら20代専門の転職サポート「ウズキャリ」という転職サイトもあります。

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まとめ

いかがでしょうか?

公務員を辞める理由5選ということでまとめてみました。

復習すると、

  • 人間関係で病む
  • 仕事がつまらない・スキルがつかない
  • 部署によっては激務・ブラック
  • 非効率な前例主義
  • 給料が安い

このようになります。

これから公務員を目指すという人は上記の点を今一度考えてみて、自分が公務員に向いているのかどうかしっかり考えてみることをおすすめします。

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