これから公務員を受験しようかと考えている人がまず気になることの一つがズバリ「給料」のことだと思います。
実際に僕も公務員試験の受験を検討している時に色々と調べてみました。
調べても色々な意見があり、一体どれが本当なんだと戸惑いました。
この記事では公務員の給料についてざっくりどれくらいなのかを言うことを解説して、それについての僕の意見も発信しています。
結論、地方で公務員をやるのが最強!
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公務員の平均的な給料の目安は?
地方公務員の場合、
- 平均年収 約660万円
- 平均月給 約36万円
- 平均ボーナス 約160万円
「平均」でこれくらいの額になります。
ちなみに民間企業の平均年収は約420万円です。
これを聞くと「公務員の給料高いじゃん!」と思われるかもしれません。
公務員は典型的な日本の年功序列型の賃金なので、年齢と共に少しずつ給料が増えていきます。
最近は成果型も少しは取り入れて、評価の高い職員は多くの給料がもらえる場合もあると聞いたことはありますが、基本は年功序列なので、同期と何百万と差がつくと言うようなことは無いでしょう。
若い時ほど給料が低くて、高い年収を貰えるのは長く勤めて40代、50代になってからということになります。
公務員の平均年収を見て、若い時の給料はあまり期待しない方が良いということです。
公務員の給料は民間企業を参考にして決められています。
個人的な感覚としては給料の高い大企業よりは年収は低いけど、圧倒的に多い中小企業よりは年収はかなり高いといった印象です。
だからこそ僕は地方都市で公務員は最強だと思っています。
年齢別に見る公務員の年収
「平均のデータを知っても・・・」という方のために、
ざっくり年齢別に公務員の年収を調べてみました。
ちなみに公務員の年収に関するデータなどは総務省の資料に載っているので気になる方は調べてみるのも良いかもしれません。
- 25歳 約400万円
- 30歳 約450万円
- 35歳 約530万円
- 40歳 約620万円
- 45歳 約700万円
- 50歳 約750万円
- 55歳 約770万円
※上記の年収はざっくり目安を調べています。
自治体によっても給料は違いますし、個人の評価や出世も関係してくるので参考程度にお願いします。
こうして見ると、「かなり給料良いな」と思いますね。
この金額以上に年収をもらえる民間企業が果たしてどれくらいあるのか。
首都圏の民間企業ならこれより多いところもたくさんありそうですが、雇用状況の悲惨な地方だと夢のような金額ですよ。
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公務員は若いうちは給料が少なくて年功序列で上がっていく
公務員はまだまだ年功序列で毎年ジワジワと給料が上がっていくような形態です。
評価によって変わる成果主義みたいな事も多少はあるようですが、それでも頑張る労力には見合わないという意見も強いです。
特に若いうちは給料も安く、贅沢しているわけではないのに一人暮らしがカツカツという場合もあるのです。
家賃の高い東京の公務員などは特に大変だと思います。
一応地域手当などもありますが、家賃分をカバーできているようには思えません。
- 生活費の安い地方暮らし
- 実家に住む
- 若い時から公務員になって、毎年確実に昇給していく
これくらいの条件が揃ってやっと、公務員として豊かな暮らしが出来るのかなと思います。
公務員の給料が安いか高いかはその人次第
首都圏で育ち首都圏で生活をして、高学歴で周りの人が一流企業にばっかり行っている人には公務員の給料や年収は低く見えるかもしれません。
確かにその通りで公務員より給料の高い民間企業などはたくさん存在しています。
しかし僕のような地方都市に住んでいてエリートとは程遠い道を歩んできた者に言わせると、公務員の給料はとても高くて魅力的に感じます。
結局その人の環境や価値観によって公務員の給料が高いか低いかは決まるので、言い争っても仕方ありません。
もし僕のように公務員の年収が非常に魅力的に思えるのなら、公務員を目指すことをおすすめします。
最近でも公務員はそれなりに人気はありますが、就職氷河期の時のような非常に狭き門というわけではなく、どちらかと言うと入りやすい時期だと思います。
特に技術系公務員は近年の民間企業人気のせいで人手不足になっています。
技術系公務員なら倍率も低いので、気になる人にはおすすめの選択です。
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地方での公務員の年収は相対的に高給
地方では良い求人が本当に少ないです。
特に新卒を逃した後の中途採用の求人は悲惨の一言です。
新卒求人でさえ微妙なものがかなりたくさんあり、最初の仕事選びに失敗するとそれから後がハードモードになります。
地方で良い求人の代表と言えば、
- 電力会社・JRなどのインフラ系
- 銀行などの金融系
- その地方の代表的な優良企業
- 大企業の支店
これらのものがパッと浮かびます。
その他の企業は給料がとても低かったり、年間休日がめちゃくちゃ少なかったり、仕事内容が過酷だったりといった理由で常時求人を出しているような企業が多い印象です。
地方で考えれば公務員の給料は相対的にとても高く見えます。
確かに自治体によって給料や年収に差はありますが、民間企業ほどの格差はありません。
地方で公務員レベルの給料をもらえるところは正直少ないと思うので、地方都市でのんびり暮らしながら公務員になるというのも良い選択かなと思っています。
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まとめ
いかがでしょうか?
この記事では公務員の給料や年収についての情報をまとめてみました。
公務員の給料は民間企業を参考にしているとは言っても、平均年収からして200万円近く差があります。
公務員の年収を聞いて、「思ったよりもらってるんだな」と感じる人も多いでしょう。
首都圏で周りに給料の高い大企業の人に囲まれて暮らしている人からすれば、公務員の給料はたいしたことないように見えるかもしれません。
しかし僕のような地方都市に住み、地方の厳しく酷い求人に晒されている人なら公務員の給料はとても高給に感じるかもしれません。
感じ方は人それぞれですが、基本的に年齢制限以外は誰にでも門戸を開いてくれているのが公務員試験です。
もし公務員に興味を持ち、公務員試験に挑戦してみたいと考えている人がいるのなら、ぜひ受けてみるべきだと思います。
色々と調べてみて、改めて「地方都市で公務員最強!」と感じました。
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