公務員を目指すことに決めました!そこで質問なのですが、勉強はいつぐらいから始めたら良いのでしょうか?
このような疑問を持つ方はいませんか?
公務員試験は範囲が広く、長期間の準備が必要です。
いつから勉強を始めるのが丁度いいのか悩んでいる人も多いと思います。
そこでこの記事では公務員試験の勉強を始めるのにベストなタイミングを解説します。
上記の事が気になる人はぜひ最後までご覧ください!
ちなみにこの記事を書いている僕は市役所・県庁・国家一般職の筆記試験に合格しているので、その経験も踏まえて解説します!
【いつから?】公務員試験の勉強を始めるのにベストな時期は「1年前」!
予備校の調査で公務員試験の勉強を始めた時期などを発表していますが、
- 1年前から
- 半年前から
このあたりが一番多いですよね。
僕自身は公務員試験の勉強をしてみて、実際合格までにどれくらい勉強が必要かを肌感覚で確かめたところ、
「1年前くらいからがベスト」
という結論に至りました。
もちろん要領の良い人や元々の学力貯金のある人は半年以内の短期で合格できる場合もあると思いますが、やっぱりほぼ初心者の状態から合格を目指すのなら1年くらいは見ておいた方が良いと思います。
次からもう少し詳しく理由を説明していきます。
【体験談】公務員30科目を6~7割得点しようと思ったら1年くらいは必要
やっぱり一番ネックになるのは膨大な試験範囲です。
ご存知のように公務員試験は教養試験と専門試験を合わせて30科目以上を勉強しないといけないので、絶対的に時間が必要になります。
捨てる科目、重点的に勉強する科目を見極め、効率的に勉強を進め、試験日に確実に6~7割の得点を出来るように調整して勉強していくことが必要になります。
やってみると多くの人が感じると思いますが、最初のうちはやっては忘れ、やっては忘れの繰り返しです。
それを何度も復習して繰り返し学習することによって、頭に定着させていくのです。
個人的な感覚では、半年越えたあたりから頭に定着するスピードが加速していき、それまで学んだ点と点が繋がって線になっていく感覚になります。
半年くらいしか勉強期間がないと、「さあこれから頭にドンドン定着させていくぞ!」ってタイミングですぐに試験が来てしまって実力が発揮できないイメージです。
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大学3年生から公務員予備校や大学の公務員講座に通う人が多い
大学3年生の春になると、公務員試験を目指す人の中には公務員予備校に通ったり、大学の公務員講座に行き始めたりする人も出てきます。
このように試験の約1年前から動き出す人が多いし、各種予備校もそれを推奨しています。
(国家総合職試験は4月にありますから、春から勉強を始めるとちょうど1年前です)
公務員受験のプロがそのタイミングで始めましょうと言っているのですから、そこがベストのタイミングだと考えて良いのではないでしょうか。
それに周りが動き出すタイミングに合わせて自分も動くことによって、変に焦ったりせず、落ち着いて学習をスタートさせることが出来るというメリットもあります。
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公務員試験日までの勉強スケジュールは?
公務員に受かる勉強時間の目安は1000時間!【体験談で話す】という記事でも解説したように、公務員試験に受かるためには約1000時間の勉強が必要だと言われています。
つまり半年前からスタートしたにせよ、1年前からスタートしたにせよ、試験日までの残りの日数を考えて合計1000時間ほど勉強できるように学習計画を立てることが基本になります。
具体的には、
- 1年前スタートなら1日3時間
- 半年前スタートなら1日6時間
- 3ヶ月前スタートなら1日11時間
単純に日割りするなら上記のようなペースになります。
1日11時間は相当きついと思います。
1日6時間でも僕はかなりきついです。
勉強できない日も出てくるかもしれないし、勉強初期はあまりペースも上がらないと思うので、上記の日割り時間を見るに1年前くらいからスタートするのが現実的だと言うことが分かるでしょう。
勉強を始めたばかりの時はきついので少しずつ頑張ろう
上記のようなペースが理想とはいえ、勉強を始めたての人がいきなり何時間も机に向かうというのはかなりきついです。
だから最初は無理せずに短時間から始めることをおすすめします。
疲れたら休憩をこまめに入れて、毎日コツコツ継続することを目標にしましょう。
週に1回か月に1~2回くらいは休息日として、勉強から完全に離れる日を作り、リフレッシュするというのもアリです。
長丁場の公務員受験なので、マラソンを完走するつもりでペース配分を考えてやりましょう!
試験日が近付くに従って勉強時間を増やしていくのがおすすめ
僕のおすすめの勉強方法とペースは、
試験日が近付くにつれて、勉強時間、勉強の密度を高めていく
というものです。
試験日に近ければ近いほどモチベーションも上がってきますし、勉強した内容も頭から抜け落ちにくくなります。
とくに時事や社会系の科目などの暗記ものは直前の詰め込みも大事になってきますので、しっかり勉強していきましょう。
予備校などがやっている直前チェックや模試などを受けて、自分の弱点を補強することもおすすめです。
公務員試験に短期で合格する人の特徴
では「半年以内の短期で合格するのは厳しいのか?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、実際短期で合格する人も存在します。
そういった人たちは下記のような特徴があると思うので紹介します。
もし当てはまっている人がいたら、勉強時間の短縮が可能かもしれません。
法学部or経済学部
公務員の専門試験は法律・経済の科目がメインで出てくるので、必然的に法学部や経済学部出身の人に一定のアドバンテージがあります。
一度勉強したことなら、理解のスピードも早くなります。
空いた時間で他の科目を集中的に仕上げることによって、短期合格も狙える可能性はあるでしょう。
5教科7科目のセンター試験経験者
センター試験をガッツリ勉強していた国公立大学の人は公務員の教養試験にアドバンテージを持ちます。
教養試験は広く浅く幅広い知識が問われる試験ですが、一から勉強しようとなると結構大変です。
しかしセンター試験貯金がある人だと、どこかで見たような問題が出ることも多くなるので、その分有利になります。
中学受験経験者
中学受験の経験者は数的処理の問題を得意にしている場合もあるかもしれません。
なぜかというと中学受験の問題と数的処理の問題が似たような問題だからです。
数的処理と言えば公務員試験の教養試験の中では苦手とする人が多く、配点も高い最重要科目。
数的処理を征するものに合格がグッと近付くのは間違いないので、中学受験経験者で数的処理を得意としている人は有利でしょう。
大学1,2年生から公務員勉強を始めるデメリット
ごくたまに張り切って大学1,2年生のうちから公務員の勉強を始める方がいますが、僕はあまりおすすめしません。
その理由を3つのポイントから解説します。
結論、下記3つの理由から、
「大学1,2年生の時はサークル、部活、アルバイト、旅行、留学、趣味、読書など勉強以外の経験もたくさんした方が良い」
と僕は思っています。
息切れしてモチベーションが切れる
公務員試験の勉強に2年も3年もかけるつもりでいると、途中で息切れしてモチベーションが続かない可能性が高いです。
周りの大学生がサークルやアルバイト、旅行などをしている中、一人黙々と勉強し続けるというのは精神的にきついと思います。
そこまで集中力が持続する人は少ないでしょうし、時間が経てば経つほど知識も抜けていくので、せっかく勉強しても次々と忘れてしまうかもしれません。
「試験日にピークを持っていく」
という事が資格試験や公務員試験では重要なので、あまりに長すぎる計画は逆に失敗の原因になりかねません。
受験勉強ばかりの大学生活になってしまって面接のネタがない
公務員試験は筆記試験だけではありません。
2次試験では面接試験として、あなたの強みを自己PRしないといけません。
その面接で話すネタが何もないとさすがに不味いです。
もちろん勉強を頑張ったというのは立派なネタですけど、面接官が納得できるように上手く話す力が必要になります。
僕も勉強中心の事を面接で話していたら、
「勉強以外で何かエピソードはありますか?」
って聞かれましたから(笑)
- 集団で活動したこと
- 社交的な面
- あなたの人間性が見えること
こういった事をアピールできるように、何かしら経験しておくことをおすすめします。
落ちてしまった時のショックが大きすぎる
2年も3年も準備したのに仮に落ちてしまったとしたらショックが大きすぎると思います。
5年間公務員試験に挑戦した僕が言うんだから間違いないです(笑)
個人的には、
「既卒になってからも公務員試験は受けられるので、しっかり色々な経験をして民間企業も見てみて、それからよく考えた上で公務員を目指す」
みたいな姿勢でも良いんじゃないかと思っています。
まとめ
いかがでしょうか?
公務員試験の勉強を始めるのにベストな時期について解説しました。
結論、1年前くらいからボチボチ始めて、徐々にエンジンをかけて最終的に1000時間くらい勉強するのが一番おすすめな形です。
余裕を持って、無理せず頑張りましょう!
このブログではこれからも公務員関係の情報を発信していくので、良ければブックマークしていただけると嬉しいです。
では、また!
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