「電験って実務経験必須なんでしょ?」
「電気主任技術者の実務経験ってどうやって積むんだ・・・」
こんな悩みを持つ方はいませんか?
はい、僕もその一人です。
電験三種に合格したは良いものの、実務経験がゼロで、かつ地方住みなので有効活用できていないという状況。
やはり実務経験がないと電験三種の魅力は半減するのだと身を持って感じました。
じゃあ実務経験を積めば良いじゃんと思うかもしれませんが、それがなかなか難しいわけで。
そんな感じでゼロから電気主任技術者として実務経験を積む方法を考えてみました。
実務経験無しの電験三種持ちは需要がない?
僕が電鍵を取得してしばらく経ちますが、電気主任技術者は実務経験ありきの資格だなと求人を眺めていて感じています。
それぐらい未経験者と経験者の間の壁は大きいのです。
経験者なら大歓迎、未経験者は門前払いというような求人も多くあり、資格だけ取って上手くいくほど楽な業界ではないようです。
もちろん求人がゼロではありません。
ビルメンなどで電験三種歓迎、未経験者歓迎などの仕事もあるにはあります。
ただそのような仕事は年収が200万円前後だったり(さすがに暮らせない)、そもそも電験三種が必要なかったりで、なかなか希望に合うような条件での仕事はなさそうな状況です。
電験三種を活かして、電気にバリバリ関わる仕事をするなら、実務経験が4~5年くらい必要なところが多い印象で、完全な未経験者だとちょっと厳しいなというのが感想です。
「ならばどうすればいいのか?」ということで実務経験を積む方法を以下で考えてみました。
電気主任技術者が実務経験を積む方法
実務経験を積むとは、「電気主任技術者を活かした仕事をフルタイムでやって、経験を積むこと」です。
つまり未経験OKの電気主任技術者の補助・サポート求人などを上手く見つけ出してそこに潜り込めるようにすることです。
こういった仕事を見つけるために以下のような5つの方法を考えてみました。
①転職サイト・エージェントに頼る
まず考えられるのは転職サイトや転職エージェント、ハローワークなどの求人サイトを見ていくことですね。
詳しいことは別記事に書いたので貼っておきます。
この方法だと自宅に居ながら日本全国の最新の求人情報を得られるというメリットがあります。
反対にデメリットとしては誰でも見られる情報が基本なので、良い求人は倍率が高くなるということです。
②口コミ・コネ・人脈に頼る
求人サイトに出ている情報が全てではありません。求人は出していないけど良い人がいれば採用したいという企業も多くあります。
そしてそのような情報は人ヅテでコネを通して回ってくることが多いです。
「知り合いの会社が電験持ってる人を探してるんだけど、行ってみない?」
こんな風に声をかけられるように、コネを作れるように努力してみたり、普段から周りに電験三種を取得したことをさりげなくアピールしておくと良いかもしれません。
リアルの知り合いを作るようにしても良いし、SNSを活用してそのような情報を発信してみるのも良い方法ですね。
③地方に行くなど住む場所を変えてみる
電験三種の未経験OKの求人は数が少ないですから、探す地域を広げてみるというのもおすすめです。
例えば以前求人を見ていたら、北海道電気保安協会が未経験者OKの電気主任技術者補助者の募集をしていました。(さっき見てみたらまだ募集はしているようです)
住む場所にこだわりがないのなら、日本全国どこへでも行く気持ちで探してみると実務経験を積む場所も見つけやすくなるでしょう。
④ひたすら問い合わせる
近隣の電気主任技術者を雇ってくれそうなところに片っ端から問い合わせるブルドーザー作戦もアリかもしれません。
自分から声をかける直接応募ということで、意欲を買ってくれる確率は高まるでしょう。
仮に現時点では募集していなくても、また求人を出すようになったら声をかけてくれるかもしれません。
近所で気になる会社があるのならダメ元で聞いてみると、案外話くらいは聞いてもらえるのではないでしょうか。
⑤電気工事士などの募集も探してみる
「電気主任技術者」で検索をかけるとあまり求人が出てこないのなら、「設備」とか「電気設備」、「電気工事」など検索ワードを変えてみると良いかもです。
このようにちょっとひねったワードで引っかかった求人は露出も少ないと考えられるので、ライバルが少ないというメリットもあります。
または「最初は電気工事などで働くけどステップアップして電気主任技術者の仕事をやるかもしれない」みたいな求人を探すのも良いでしょう。
「現電気主任技術者が高齢で数年以内に引退予定、あなたは電気工事士の仕事から始めて段々と電気主任技術者のサポートまで手を付けてみませんか?」みたいな求人です。
電気主任技術者の仕事はきつい?
電気主任技術者の仕事は電気工事士などに比べれば肉体的にそこまできつくないと言われています。
ただし責任が大きかったりして精神的に結構きついという声は聞いたことがあります。
それに肉体的にそこまできつくないとは言えブルーカラーの仕事であるので、狭いところに入ったり雨の中作業をしたりすることもあるようです。
身体的には定年を超えても長く働ける仕事なので、これからの人生100年時代を見据えると良い仕事なのかなと思いました。
まとめ
いかがでしょうか?
電気主任技術者として実務経験を積むには兎に角仕事を見つけないと始まりません。
タイミングや場所にも左右されますが、完全な未経験者だとちょっと厳しいかもしれないなというのが僕の見解です。
この記事で紹介したような方法を使って、なんとか実務経験を積めるとこを見つけて、数年頑張れば違う世界が見えるのかなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
良ければ他の電験三種記事も読んでくれると嬉しいです。
では!
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