国家一般職試験の最後の関門・官庁訪問をご存知ですか?
1次試験、2次試験と突破して採用名簿に名前が載っても、官庁訪問をクリアしないと内定はもらえません。
国家一般職試験において一番重要な「最後の詰め」、それが官庁訪問なのです。
この記事では、
- 国家一般職の官庁訪問ってどんな感じなの?
- 官庁訪問で気を付けることってあるの?
このような疑問にお答えしていきます。
高齢ニートだった僕が経験した一夏の官庁訪問体験記!
▼国家一般職関連のまとめ記事です▼
↓公務員講座に興味がある方向け↓
- クレアールの公務員講座 (比較的低価格・時期によって割引あり)
- アガルートの公務員講座 (3倍まで可能な倍速再生でどこでも学習)
- ユーキャンの大卒公務員(国家一般職・地方上級コース)講座(資格と言えばここ)
【結論】高齢ニートが無謀にも官庁訪問に挑んだら普通に落ちた
僕は20代後半が終わろうとしている頃、電気工事士・電験三種を取得したことをきっかけに、国家一般職(電気電子情報区分)の受験を決意しました。
1次試験(筆記・論文)、2次試験(人事院面接)と順調にクリアしていき、残すところは官庁訪問のみとなります。
そして合同業務説明会に参加してたくさんの官庁の話を聞きました。
その後個別業務説明会へ参加して、ここでも何ヶ所も官庁を回って話を聞いていきました。
クールビズ期間で半袖シャツとは言え真夏の日差しはきつくてかなり大変でしたが、悔いのないように出来るだけ多くの官庁に話を聞きに行きました。
そしていよいよ官庁訪問本番。
官庁訪問の流れと概要について
「そもそも官庁訪問ってどんな流れなの?」と疑問に思う方は下記の記事に詳しく書いています。
【4つの訪問先】国家一般職(コッパン)官庁訪問体験記【電電情】
ここでは僕が受験した4つの官庁の体験記を書いていきます。
ちなみに4つの官庁というのは、
- 地方整備局
- 運輸局
- 経済産業局・産業保安監督部
- ナイト
これらになります。
【その1】地方整備局
地方整備局には個別業務説明会の段階から参加していました。
土木区分の人が圧倒的に多くて、電電情の人はあまり見かけませんでした。
周りの人は分かった範囲だと新卒や20代前半などの若い人が多くて、僕のような高齢ニートはいなかったような気がします。
僕はそのハンデを覆せるように河川や港湾の実際の現場見学会などにも参加して熱意をアピールしていました(笑)
説明会の段階で正直手応えなどは全く無くて、官庁訪問を受けても受かる気があまりしなかったのですが、せっかく説明会に何度も通ったので受けるだけ受けてみようと受験しました。
以下、官庁訪問面接の様子です。
- 面接官は4人の個別面接
- 業務説明会で話したことのある採用担当の人も面接官の一人
- 時間は30分くらい
- 志望動機や学生時代のこと、社会人になってからどのような活動をしてきたか
- 質問内容はオーソドックスでよく聞かれるもので変な質問はなし
こんな感じでしたが、普通に落ちました(笑)
業務説明会や現場見学会で職員の人と話す機会が複数あり、そこが実質の選考になっていたのだと思います。
もし説明会や見学会に参加する人がいたら、常に見られていると思って気を付けて行動していきましょう。
【その2】運輸局
運輸局にも合同業務説明会・個別業務説明会・官庁訪問の順で参加しました。
運輸局の場合は来ている受験生の数が少なくて、毎回少数での開催になりました。
少数ということは自分をアピールしやすいというメリットがありますが、粗も目立ってしまうというデメリットもあります。
また少人数なので質問をたくさんする機会があり、
「もう質問がない!誰か他の人なんでも良いから質問して!」
というような心境になることもあります(笑)
以下は官庁訪問面接の様子です。
- 面接官は2人
- 個別面接
- 面接時間は45分くらい
- 併願状況について詳しく聞かれる
- 説明会の感想・志望動機・学生や社会人の時に頑張ったことを聞かれる
【その3】経済産業局・産業保安監督部
経済産業局は説明会の参加人数が桁違いの人気官庁でした。
ライバルが多すぎて正直最初から受かる気がしなかったです(笑)
産業保安監督部はそこまで人が多い印象はなかったのですが、そこそこは集まっている感じでした。
説明会の段階から個別に人事の人たちと話す機会があり、「これもう選考じゃん!」と現場の誰もが思ったはずです(笑)
学生が多かったということもあってか、学生時代の活動や部活、アルバイトやサークル活動などもよく聞かれました。
もちろん社会人になってからどのようなことをしてきたかも聞かれました。
また、作文やグループワークみたいなこともやって、色々な観点から受験生を見ているんだなと僕は感じました。
職員の方も何名か紹介されましたが、皆さん総じてコミュニケーション能力の高そうな方ばかりで、その時点で「あっ落ちたな・・・」と察しました(笑)
▼あわせて読みたい記事はこちら▼
国家一般職(電気・電子・情報)を受験した人の就職先トップ5とは?
【その4】ナイト(製品評価技術基盤機構)
ナイトとはNITE(製品評価技術基盤機構)のことです。
業務説明会→官庁訪問と訪れましたが、ここも結構な人気で人が多かったです。
業務説明会の段階から職員の人も交えて質問の場を設けてもらったり、施設内の見学にたっぷり時間を取ってもらったりと説明が丁寧な印象でした。
働いている職員の人たちも真面目そうだけど皆さん明るくて雰囲気の良い職場というイメージを受けました。
以下が官庁訪問の様子です。
- 1日のうちで若手から上の人まで何回も面接を重ねるイメージ
- 最初は人事の方や若手の職員の方と面接
- 後半になってくると偉い人2人と受験生の面接
- 個別面接
- 1回の面接時間はそれほど長くなかった
- 20~30分
- 聞かれることは志望動機や自己PRなどオーソドックスなものばかり
このような感じでした。
独断と偏見で選ぶ国家一般職ホワイト官庁ランキング4選【電気】
国家一般職の官庁訪問で注意する事|服装や質問は大事
絶対にそこに行きたいとアピールする
官庁訪問は何個も受けられますので、複数内定を貰う人もいます。
また国家一般職だけではなく地方公務員や国税なども併願している人は大勢います。
国家一般職はぶっちゃけ地方公務員に比べて人気がないので、辞退する人も多いです。
ですから人事の人たちも辞退されることは分かってはいるけど、やはりなるべくなら内定を出した人に来て欲しいわけです。
当たり前の話ですが、面接では「絶対にそこに行きたいんです!!」としっかりアピールしましょう(笑)
質問を大量に用意しておく
国家一般職の官庁訪問や業務説明会では「質問ありますか?」と聞かれることがめちゃくちゃ多いです。
「何か質問は?」
「まだ質問は?」
「もっと聞きたいことはありますか?」
絶対に途中でネタ切れになります(笑)
ネタ切れになったらアウトなんてことはないでしょうけど、質問は多いに越したことはありません。
服装について
暑い時期にやる試験ですが、もちろんクールビズでOK。
スーツフル装備してる人なんて99%見かけませんでした。
ノーネク・半袖シャツで大丈夫ですよ。
- クレアールの公務員講座 (比較的低価格・時期によって割引あり)
- アガルートの公務員講座 (3倍まで可能な倍速再生でどこでも学習)
- ユーキャンの大卒公務員(国家一般職・地方上級コース)講座(資格と言えばここ)
説明会には行くべき!|官庁訪問の志望動機を考える絶好の機会
国家一般職には合同説明会から個別説明会まで、多くの説明会が開催されます。
地方公務員や国税などと併願している人にとっては、そこまで国家一般職だけに時間をかけるわけにもいきませんよね?
ですから毎年説明会には参加せずに官庁訪問から行くという人もいたりします。
そんな説明会ですが、僕は時間をなんとか作ってでも一度は参加してみるべきだと思います。
その理由は、説明会に参加することによって志望動機が非常に練りやすくなるからです。
やっぱり実際に説明会で質問の機会を得て、職員の人から多くの情報をもらうことにはメリットが多いです。
- あまり興味がなかった省庁だけど説明会に参加して第一志望になった
- 職員の雰囲気が良くて気になるようになった
- ネットにはない情報を手に入れて志望動機に繋がった
僕は説明会に参加して上記のメリットを感じました。
受験で精神的に萎えている場合は、こういう説明会で意外と気分転換にも繋がるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか?
僕の国家一般職(電電情)の官庁訪問体験記でした。
国家一般職の官庁訪問は面接回数も少ないですし、1回の面接時間もそれほど長くはありません。
聞かれる内容もオーソドックスなものが多いです。
しかしやはり最後の関門だけあって、簡単には通してくれません。
楽勝な人事院面接とは違ってしっかり志望動機などは練っておく必要があります。
人気の官庁は競争率もかなり高くなるので、そういうところを狙いたい人は説明会の段階からしっかりアピールしていきましょう。
- クレアールの公務員講座 (比較的低価格・時期によって割引あり)
- アガルートの公務員講座 (3倍まで可能な倍速再生でどこでも学習)
- ユーキャンの大卒公務員(国家一般職・地方上級コース)講座(資格と言えばここ)
▼あわせて読みたい記事はこちら▼
【完全版】国家一般職記事まとめ|官庁訪問や人事院面接、待遇など
【完全版】公務員の年収、待遇などの記事まとめ|やっぱり人気職?
【意外な公務員求人の探し方】新聞折込・ハロワークも見ておこう
公務員の教養試験で役立つオススメ参考書はどれ?【コスパ良書】
コメント