僕が公務員試験を諦めた理由【公務員のデメリットを挙げていく】

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公務員
公務員受験生
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公務員試験を諦めようか迷っています。受かる気がしないし年に1回しかチャンスがないので、このまま年を取っていくのが恐いです。

このような悩みを持っている方はいませんか?

この記事では「公務員を諦める人の背中を押す」ために公務員という職業のデメリットをひたすら挙げていきます。

なぜこのような記事を書くかと言うと、「僕自身が公務員を諦めた」からです。

僕は20代のうちに5年間公務員試験に挑戦し、結果全落ちして今に至ります。

そして現在はきっぱりと諦めました(年齢制限というのもあります)。

そんな僕が諦めたことに納得するためにデメリットを挙げていくのです。

要は「すっぱい葡萄」です(笑)

同じような境遇の方がいればその人を励ます意味でも書いていきたいと思います。

※公務員を諦めたら必然的に民間就職を狙う人がほとんどですが、その際はまずリクナビNEXT などの転職サイトに登録して自分の希望する条件で求人を探してみるのが良いでしょう。

僕が意地になって公務員試験を受け続けた末路

下記の記事に詳しく書きましたが、僕が公務員試験を5年間ひたすら受けた末路は、「三十路・フリーター」です(笑)

何度落ちても、「次こそは、次こそは」と挑戦を続け、ついには年齢制限まで来てしまいました(まだ受験出来る自治体はたくさんありますが)。

僕の場合は「挑戦したかった」から、むしろ納得できるまでやりたいことをやれて後悔はあまり無いです。

電験三種や行政書士などの資格も取れて、それを活かして民間で仕事をしていくのも良いと思っています。(公務員行政区分の勉強は行政書士と、公務員電気職の勉強は電験三種と範囲が非常に被っています)

しかし人によっては意地になって公務員試験を受け続け、最終的に後悔することになるかもしれません。

では諦めるタイミングとはどのような時なのでしょうか?

▼参考記事▼

諦めるタイミングは?【納得した時】

一番良いタイミングはやはり「納得」した時だと思います。

「ここまでやりきった。やれるだけのことはやった。」と清々しい気持ちで終えることが出来たら、気持ちを切り替えて次の道を歩き始めることができるはずです。

でもなかなか納得して諦めるなんて難しいですよね?

そんな時は年齢で区切りをつけるのが一番無難だと思います。

例えば転職の壁と言われている「25歳・27歳・29歳」あたりを決めておき、その年齢に達したら機械的に諦めるという方法です。

ズルズル続けてしまって後から悔やむのはもったいないのでこの方法はおすすめです。

公務員の大きなデメリット【諦めた理由はこれ】

公務員という仕事にはデメリットもたくさんあります。

以下に9個挙げてみました。

これを理解して、何年も受かるか分からない公務員試験に時間を費やすのはどうなのか考えてみませんか?

専門性が付きにくく転職しにくい

公務員の仕事は2~3年で部署が変わりまた1から覚え直しになることが多いようです。

そのため専門性が身に付きにくく、転職市場においてはツブシが聞かない人材となります。

20代など若ければ大丈夫だと思いますが、30,35歳あたりを超えてもはやどこにも転職できないというのはリスクだと思います。

仕事を頑張っても頑張らなくても大して給料が変わらない

公務員はまだまだ年功序列で、仕事が出来ても出来なくても同期と給料はそう変わりません。

むしろ有能な人が仕事をたくさん抱えるわりに、仕事しない人と給料が変わらないので、報われないと感じることも多いようです。

やる気を出して頑張っても成果を出してもあまり給料に反映されないというのはモチベーションを保つのが難しそうです。

特に若手は給料が安い

公務員は給料が高いだの安いだの色々と言われていますが、若手のうちは給料が安いというのは事実だと思います。

特に大手民間と比較するとその差は顕著で、頑張って勉強したのにこれだけしかもらえないのかと落胆する人も毎年現れています。

とはいえ年功序列で賃金は確実に上がっていきます。

が、それなりの給料になって年収も上がって報われていくのは40歳くらいからじゃないでしょうか?

20代や30代の若いうちにこそ自己投資や趣味、結婚、人生設計などでお金が必要になると思うのですが、そんな時代を薄給?で過ごすことになるのです。

副業禁止

「じゃあ副業をして使えるお金を増やそう!」と思っても残念ながら公務員は原則副業禁止になっています。

一部の例外はありますが、まあ基本的に副業は出来ないと思っておいて良いでしょう。

収入の柱を公務員の給与1本に依存して、さらに別の柱を育てることすら出来ないとなるとわりと絶望しませんか?

令和の現代にそれはリスクの高い選択のような気がします。

残業が多い

「公務員は9時17時の定時!まったり!」みたいな風潮も昔はあったような気がしますが、今やそれは幻のようです。

実は僕もこんなイメージで公務員を受けていたのですが、色々と調べたり面接や説明会での話から推測したり、実際に近所の市役所や県庁を夜に見に行ったりしてやはり残業は結構やってそうだと感じました。

特に教員は長時間労働がたびたびクローズアップされていますよね。

残業なしで公務員をやりたいとなると、もはや会計年度任用職員(臨時職員)をやるしかないのかもしれません。

民間も真っ青のブラック部署もある

公務員は部署によって天国から地獄まで様々です。

部署によっては民間も真っ青のブラック部署もあるようです。

怒号が飛び交ったり、終電で帰れたら早い方など色々な話を聞きます。

災害が起これば泊まり込みもしますし、モンスタークレーマーが来たら相手しないと行けません。

「これなら民間の方が楽だよ・・・」と言って公務員から民間へ転職する人も。

叩かれやすい

公務員はニュースやネットなどでよく叩かれています。

消防車でコンビニに寄って水分補給しただけでクレームが来たなんてニュースもありましたよね。

水にしか見えない透明な紅茶などもめちゃくちゃ売れているみたいです。(なぜでしょう?笑)

このように常に市民の目に晒されて気を使って生きていかないといけない公務員は少し息苦しそうに思います。

閉鎖的な人間関係

市役所などの地方公務員になると基本的に転勤はないので、ずっと同じ職場で過ごします。

そのため人間関係が固定化され、閉鎖的になり、上手く馴染めないと苦労するという話を聞きます。

最近だと教員間のいじめが問題になり大々的にニュースになりましたよね。

ああいうのは氷山の一角で日本各地で起こっているのだろうと推察します。

この教員いじめに限らず公務員の中でのいじめや嫌がらせのニュースは定期的に聞きます。

閉鎖的な人間関係がそういった問題を起こしやすい土壌になっているのではないでしょうか?

前例主義で新しいことに挑戦しにくい

公務員は基本的に前例主義。

「今までそういうやり方だったから」

「私はこれまでこうして来た(だからあなたも同じようにやりなさい)」

こんな感じのところばかりらしいですね。

  • より良くしたい
  • 改善していきたい
  • 新しいことに挑戦したい

こういう考えの人はやりがいを感じられずきついように思います。

正直、公務員に受かる気がしなかったし思考停止してた

こうして挙げてみると公務員にもたくさんのデメリットがあります。

あなたは全部理解した上で公務員を目指していますか?

僕は正直全然理解していませんでした(笑)

思考停止してなんとなく楽そうとか世間体が良さそうという理由で公務員を受けていました。

こんな奴はそもそも受からないし、万一受かったとしても続かないですよね。

公務員になった方が逆に苦しむことの方が多いかもしれません。(まさにすっぱい葡萄ですが(笑))

【僕の失敗談】公務員の筆記・面接に落ちる理由8選|5年間の挑戦の記事で言っているように公務員試験に落ちる人にはなんらかの理由があり、意外と自分でもそれが分かっているものです。

受かる気がしなかったし、落ちる理由にもなんとなく気付いていた。

けど、そこから目をそらして現実を受け入れないと、僕のように諦めるのに5年もかかります(笑)

過去の僕のような人がいればその人にアドバイスをします。

  • 本当に公務員しかないのか?
  • 民間でも企業はたくさんある
  • アルバイトや副業で生計を立てることだってできる
  • 思考停止してなんとなくで公務員を受け続けるのは止めた方が良い

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公務員試験を諦め、民間に行く時の注意点

変なプライドを持たない

「オレは公務員試験の勉強をしてきたんだ!あと少しで公務員になれたんだ!ここの奴らとは違う!」

こんな態度は絶対に出してはいけません。

総スカンを食らうでしょう。

無念は分かるし勉強してきたことは素晴らしいことですが、一旦忘れましょう。

自戒も込めて(笑)

選り好みしない

「こんな仕事はオレがやる仕事じゃない!まったり定時の事務職じゃないとやだ!」

求人倍率的にも事務職の席は少ないです。

それだけにこだわると長期無職になるという罠に陥ります。

公務員のことは忘れる、むしろ公務員にならなくて良かったと思う

この記事で挙げたデメリットを音読して、

「あー!落ちてよかったかも!」

と無理矢理にでも納得しましょう(笑)

まとめ

いかがでしょうか?

僕が公務員を諦めた末路と公務員のデメリットについてお話しました。

何事も固執して意固地になるのは良いことがありません。

ダーウィンは「唯一生き残ることが出来るのは、変化が出来る者である」と言いました。

公務員のデメリットを知り、「この方向に進んでいって良いのかな?」と常に自問自答してください。

もちろん初志貫徹も大事です。

しかし同時に変化も大切です。

それではまた!

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コメント

  1. 逆転のカープ より:

    こちらの方、拝見させて頂きました。
    自分は今二十代後半の男です。
    今年公務員試験二つ最終合格しましたが、採用には至ってません。
    正直、今年採用されるのは厳しいと思ってます。
    来年も受験は出来るのですが、正直ここで諦めようと思っています。
    民間就職の方をしようとしてますが、コロナの影響で厳しいかもしれないので、公務員の方がいいのでは?と考えるようになってます。

    このような状況でも、公務員試験は諦めて、民間に切り替えた方がいいですよね?

    • ヒロヒロ より:

      コメントありがとうございます!
      まずは公務員試験の最終合格おめでとうございます
      僕は最終面接で落ちまくった身ですので、羨ましいです(笑)
      最終合格=ほぼ採用だと思っていたのですが、厳しいですね(コロナの影響でしょうか)

      個人的には、2つも最終合格を決めるほど実力があり、本当にあと少しだと思うので、なんとか公務員に受かって欲しいところですが、
      来年以降は公務員人気もさらに高まると思いますし、民間の就職状況もさらに厳しくなっていくと思うので、早めに身を固めたいという気持ちもよく分かります。

      20代前半ならまだ公務員に専念という道もあるかもしれませんが、後半だとそうも言ってられないですよね。。

      僕ならどうするか考えてみると、まずは民間への就職を目指して切り替え、そして民間で良いところへ行けたらそこで頑張るし、微妙なとこだったら公務員試験をもう一度受けると思います。
      公務員の年齢制限も全体的に上がってきているし、社会人枠もあるので、ここで一度諦めても一生公務員になれないわけではありません。

      とりあえずはこれまでに培った公務員試験の受験ノウハウを維持しつつ民間就職を目指して、早めに身を固めるのはいかがでしょうか?

      たいしたアドバイスができなくてすみませんが、こんな感じです。
      これからもブログをよろしくお願いします。

      • 逆転のカープ より:

        返事ありがとうございます!
        今年はコロナウイルスの影響で日程が例年と異なり、辞退者が出にくいという状況にあるため採用漏れが起きています。

        まだ採用漏れ確定ではなく、今後連絡が来る可能性はあるかもしれませんが、このままただ待つのは辛いので民間の就職活動をすることに決めました。
        公務員だけでなく、民間の方も視野に入れて頑張ろうと思います。